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『ドミニオンへの招待』方式でカード格付け
 日記

amazon 先日発売された、奇跡のボードゲーム攻略本(出たのが珍しいという意味で)ドミニオンへの招待で、多くのページを割いているのが、カードクロスレビュー。4人のレビュアーがそれぞれ、各カードに1~10点の得点をつけ、コメントするというものだ。
 ファミ通クロスレビュー方式といえば、通りがいいかもしれない。

 本は買って読んだので感想を書こうと思ったのだけど、どうもこれは、感想を書く種類の本ではないのではないかというような感覚がある。
 4人のプレイヤーが、各自の主観でカードをコメントしてるページが主だ。コメントは完全に主観で、データにもとづく内容はない。そもそも、点数に意味はないと明言されているし。そんなクロスレビューのページが3/4ほどを占めており、戦略に関するページは少ない。
 もちろん、それはそれでひとつの立場だ。こういう風にカードを見ている人がいる、では戦略は各自で考えろと。それはそれでいいと思う。じっさい、選ばれる王国カードはゲームのたびに違うわけだし。なによりドミニオンは、相手プレイヤー次第でいくらでもゲームが変わるマルチゲームである。ある戦略について、必ず正しいと保証することはできない。

 だけど、さてそうなると。
 本がおもしろいとかツッコミ入れたりとか、そういう話にはならない気がするんである。
 ではどうしよう。ということで考えた結果。
 自分も、カード格付けをやってみようと思ったんである。

 けっこうこれ、苦労したけどね……。


  • 10点
    仮面舞踏会、金貸し、宝の地図
  • 9点
    礼拝堂、執事、見張り、公爵、交易場、貴族
  • 8点
    漁村、庭園、鍛冶屋、魔女、書庫、議事堂、拷問人、幽霊船、探検家
  • 7点
    中庭、詐欺師、公使、男爵、鉱山の村、大使、海賊船、祝祭、寵臣、改良、船着場、商船
  • 6点
    地下貯蔵庫、原住民の村、貧民街、倉庫、改築、民兵、橋、鉄工所、隊商、巾着切り、引揚水夫、島、市場、研究所、ハーレム、バザー
  • 5点
    堀、秘密の部屋、灯台、工房、村、大広間、玉座の間、共謀者、闇市、航海士、鉱山、貢物
  • 4点
    宰相、木こり、密輸人、役人、銅細工師、偵察員、海の妖婆、策士、へそくり
  • 3点
    手先、抑留、停泊所、泥棒、宝物庫、冒険者
  • 2点
    密偵、破壊工作員、前哨地
  • 1点
    真珠採り、願いの井戸、祝宴

 得点の分布は本に倣った。10点が3枚、9点が6枚、……、という分布が、本にちゃんと書いてある。
 内容についての解説はめんどうなのでしませんが。というかやるならドミニオンレシピでやるべきだろうという気もする(やるかどうかはわかりません)。

 というわけで、これもまた、あるいちプレイヤーの見方だ。
 という感じでなら、せっかく出た本を活かせるんじゃないかと思ったりとか。

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KTC -2010/03/20 14:09
冒険者がお好きだと聞いていたのですが、ずいぶん評価が低いですね。これは拡張が出たことによって評価が下がったということでしょうか。


てらしま -2010/03/20 14:14
 どうもです。拡張で評価下がってます。
 あと、個人的に好きだけど点数低いカードは他にもありますね。そういうのは、高く評価する必要はないかなという気がしてます。わたしは使うけど(笑)。


『ドミニオンへの招待』方式でカード格付けを