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あるQ言語技術者の話
 日記

 ほんの少し未来の話だ。システム開発を巡る問題の数々はそのころになっても解決しておらず、それどころか、量子コンピュータの普及とそれにともなうさまざまな新技術の登場により、さらに混沌を深めている。
 そんな時代、あるQ言語(量子論理演算を基礎としたプログラム言語)プログラマが、炎上案件のまっただ中にいる。
 毎日のようにやってくる仕様変更、日替わりのDB定義、インフルエンザに倒れるリーダー、突如撤退する協力会社。数日に一度しか家に帰れない日々に、彼の心身はとっくに限界を超えている。
 リリースも間近となったある日、元請けの会社から一通のメールが届く。
「ソースコードのレビューをしたところ、メンテナンス性に懸念が出てきた。ついては、ログ出力ポリシーをこちらで定めたのでこれにしたがってほしい」
 なにをいまさら、と憤る彼だったが、上流の会社に逆らっている暇はすでにない。彼はその日も徹夜で、いわれるままにソースの修正をおこなった。
 さて、そのシステムのリリース後、多聞に漏れず重大な不具合が発覚する。検索結果画面を表示するたびに、一覧に表示されるデータが変わるのだという……。

amazon ……→の本とか読んでてそんな話を考えたのだけど。
 なんかあまりにありそうだし、共感を得られる相手がずいぶん限られているのでプロットだけ書いとくことにしてみたり。
 要は、ログを出力した時点で量子計算の波動関数が収束しちゃってたよねというオチなのだけど、これまた説明がめんどくさくなったからしないし(ぉ

 この本はかなりいい本なのでおすすめです。

 あ。Q言語ってもうあるだね……。


あるQ言語技術者の話を