遊星ゲームズ
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ゲームマーケット2013大阪いってきました
 日記 ゲーム制作

 いってきました!
 写真撮り忘れたので文章だけだらだら書きます。

 今回、新たな試みといいますか、いままでやってなかった体験卓をとってみました。料金はかかるんですが、自分のゲームを体験してもらってアピールできる場ということで用意されているテーブルです。
 ただ買うだけならイベントの意味がない、体験できるからゲームマーケットにいくんだ、という意見も聞こえてきたりします。そうかもしれない。ということで、いつかやってみようと思っていたのです。
 といっても人手もあんまりいないし、そんなに派手な企画をやれるわけでもなく。今回の新作の一つ『赤の女王』がちょうど軽めのゲームなので、置いておいて興味を持っていただいた方がいたら触ってもらえればいいかなというくらいの、まああまり準備もせずに当日を迎えたわけです。

 さて、当日の朝。ブースについてまず思ったことは、
「狭い!」
 売り場の前に体験卓があるんですが、その売り場と体験卓の間の距離が1メートルほどしかありません。
 ちなみに会場図は↓。これの112番がわたしたちの場所でした。

 見てのとおり島の端なので、じつは広さに関してはまだマシなんですが。それでも狭い。また、目の前がお隣のサークルの卓という欠点もあります。
 売り場に商品を積んでみたものの、どうにもここでお客さんをさばける気がしません。うしろにはすでに開場待ちの行列ができています。いつも朝一番はどうしたって混みます。
 ひとしきり考えた結果、体験卓の方に売り場を移動してしまいました。
 これ、いちおうスタッフの方に相談してやってるんですが、正直どうだったんだろうと思っています。たまたま島の端だからよかったですが、もしも全部のサークルが同じことをやりはじめたら混乱するかもしれないわけで。
 でも開場から1時間くらいの混みようを見た限り、正直ああしないと無理でした。うーん。
 大阪は前回も通路が狭かった印象があります。今回は会場が広くなって、前回よりはだいぶ歩きやすかったですが、体験卓と売り場の間だけはちょっときついです。これなら体験卓ない方がいいというサークル多いんじゃないかなあ……。
 次回以降は配置を考えてもらえればなあと思います。
(春はビッグサイトだし、広いので大丈夫だと思ってます)

 さて朝の1時間くらいはそんな感じでやってたんですが。開場後の混雑が落ちついてきたあたりで本来の売り場に移動して、体験卓を開始しました。
 その後はだいたいずっと、新作の一つ『赤の女王』のインストをしてました。おかげさまでたくさんの方にきていただけまして、楽しかったです。ありがとうございました。
 体験卓って、けっこう利用される方いるんですねー。楽しんでいただけていたらいいなあと思います。
 体験卓で遊んでもらうと、ふだんのテストプレイではわからないことに気づいたりもします。そういうプレイがあるのかとか、意外な展開になったりとか。ゲーム制作者にとってはとてもいい場という気がしました(実験台にしてるわけじゃないけど)。
 いっぽう難しいのは、サークルへの負担が大きいところです。
 ゲームマーケットではスタンプラリーというのがあって。体験卓でゲームを遊んでくれた人に押してください、っていうことで、サークルにスタンプが渡されます。これを集めると、福引きに参加できます。
 で、このスタンプを集めている方というのがけっこういるわけです。子供連れのご家族とかが、けっこうたくさんのサークルを回っていたりします。
 これ、わたしの目には、異常な事態に見えました。
 だって、子供連れの家族が、同人ゲームを遊びにくるんですよ。
 おもしろいかどうかなんてなんの保証もない、ちゃんとお客様の相手をできるかどうかもわからない、もしかしたら倫理に反する内容があるかもしれない、それが同人というイメージを持っています。そんなところに、純粋にイベントを遊びにきたお客様が、きてしまうわけです。
 ああ、これはこういうイベントなんだと。じつはちょっと怖くなったりしました。
 あの場では、オタクの趣味であることが許されないんです。子供が遊びにくるんだから。同人サークルに、商業製品と同じかそれ以上のものが求められてしまう。
(もちろん、だいたいのサークルはちゃんとやれているのでしょう。そこはさすがボードゲーマーというところでしょうか)
 なんというか、極端に軽いゲームばかりが流行して見えるのも、無難な題材が多くなるのも、わかるような気がします。あの場を想定するとしたら、そうしないと怖い。

 とはいえわたしが作るゲームに変わりはないんですが。今回の『赤の女王』はちょうど軽めのゲームだったのでよかったですが、次回以降は重めです。
 今回の経験を活かして、体験卓をどう活用したものか、いろいろ考えようと思いました。

 そんなわけでいろいろ考えたりしたゲームマーケット大阪です。お疲れ様でした。


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