遊星ゲームズ
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長考反対?(超いまさらな話題)
 日記

to.jpg長考反対キャンペーン(google)

 数ヶ月前にそんな話題が盛り上がったらしい。知らなかったし(笑)
 基本的に新しいニュースを追う巡回のしかたをしないから、そういうことが多いんだよな。

 ちなみに、わたしはかなり長考するほうだと思う。普段は他プレイヤーのターン中に考えて早くやるようにしているが、たいていは、ゲーム中1〜2回は、数分間固まる。長ければ10分以上考える。
 こんなプレイは、他のプレイヤーにはあきれられてるのかなあ。不安になるなあ。
 不安になったので以下イイワケ。

 ゲームはどんなゲームでも、誰がなんといおうと勝つためにやるものだ。楽しむためではない。
 オリンピック代表が、スポーツを楽しんでいるか? サッカーの監督が胃潰瘍になるのはなぜだ? 審判を買収したりドーピングしたり、そんなことを、楽しむための試合でやるだろうか? 楽しくなくたって、ゲームをやる奴はやるのである。
 これは絶対の大原則である。勝つためにはどんなに醜いことをしても責められるべきものではない。ゲームに負けた腹いせに殴られたら怒るが、その相手が勝つために殴ったのなら「人を殴ってはいけない」とルールに明記されていない以上は責めることができないと思う。
 ただし、あまり不愉快な人とは次からゲームしたくなくなるので、まあそのへんは当然、人として考えるけど。それはあくまで人としての話で、ゲームの話ではない。
 つーか拳や大声や権威に訴える人とはわたしでも卓を囲みたくないし。ただ、楽しむために参加してる人もいるので、そのへんを忘れちゃいけないとは思っている。

 一番考えるのは負けているときだ。もちろん薄い勝ち筋を捜すために考えるのだが、それはなぜかというと、そうしなければ他のプレイヤーに迷惑がかかるから。3人以上のゲームは必ず(これは、ただのスゴロクでなければ例外なく「必ず」だ)、下位のプレイヤーが勝者を決めている。だから、下位になってしまったときこそ、それでも勝利を追わなければ、トップ争いをしているプレイヤーたちに悪い。自分がなにをしてもトップ争いになんらかの影響が出るのだから、そこでは根本の大原則に戻って、いくら薄くても自分が勝つための手を捜すことにしているのである。
 相手のミスを期待とか、カタンなら「2」のまわりに開拓地を建てるとか、本気で考えれば可能性はあるものだ。
 あらゆる可能性を考えて、それでも勝ち筋がなければ、そこではじめて「すみません」とことわってからプレイすればいい。これはたぶん自分以外の勝者を決める1手なので、あやまる。
 そうしろということではなくて、わたしの場合は、相手がどう思おうと、そうしなければならない気がしているのだ。
 だからわたしは、長考するときはするよ。

 まあ「考えてる」のではなくて「迷ってる」だけの人もいるので、長考に反対する気持ちはわかる。ダイスを振る前に考える人はそれなので、注意したほうがいいだろう。

 そういう意味で、わたしの苦手なゲームに「ブロックス」がある。この1手が正しいのかどうか、判別するためには終局まで読まなければならず、どう考えても考えきれないからだ。しかも1手の選択肢が多いため、他人のプレイを読むことが非常に難しい。1ターンに数時間かけていいのならやるけど。でなければ、1ターン目から「すみません」といいながらやらなきゃならない。ああいうゲームになら、長考禁止というか時間制を導入してやるのも反対ではない。

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