「光文社古典新訳文庫」なる文庫で出てたことに気づいた。バージョンが違うらしいから買ったけど。
すごく気になるのが、内容紹介とオビにある↓。
初版から36年後に書き直された新版、初の邦訳!SFを超えた「哲学小説」!
「SFを超えた」という言葉の意味がわからない。SFより上のものなどこの宇宙には存在しないので、超えたというのはあまりにナンセンス。
というか、これは失礼だろう。誰にいっても異論のないだろう最高のSF作家の本に対して、SFじゃないとはなにをいってるんだと。
個人的には、訳はハヤカワ版のほうが好きだけど。まあどちらでもいいから、読んでない人は読まなければならない本です。
ただし「哲学小説」だなんてそんなくだらないシロモノではなく、最高のSF小説のひとつとして。