クローシェルートクリア。シューティングやアクション以外で、SFゲームで楽しめたのはスナッチャー以来かもしれん(ぉ。
前にスターオーシャンをやったときは、途中で嫌になってやめてしまった。科学の世界からきたはずの宇宙船の乗組員が、急に、疑問も抱かずに魔法使いはじめたところで、ああこれはと思ってしまったんである。魔法の説明をする気はないらしいなと。
まあSFじゃないというならそれでもいいけど。しかしあれじゃあ、スタートレック風のオープニングが解決しない。わたしはかなり飽きっぽいので、そういうところに耐えられなくなるとダメなのです。
でもアルトネリコは、ちゃんと説明してる。かなり超科学だけど。(この超科学っぷりも楽しい)
……これは偏屈でいってるわけじゃなく。いろんなもの見てれば誰でもこういう考えかたをするようになるとわたしは信じている。
それにしても、誤植や漢字の間違いが激しく多かった。1回クリアしただけで数十箇所見たと思う。文章で話すゲームなのにこれじゃさすがにダメ。わたしがスターオーシャンを許せなかったように、誤植を許せない人だっている。
っていうかわたし自身、オープニングの日本語のダメさに、スタートボタン押さずにやめたゲームがいくつかある。その中には、かなりファンの多い人気ゲームもあったりする。
ゲームのシナリオ書きには、推敲や校正のフェイズはないんだろうかと思う。
あとイベントシーンのアニメの出来が悪い。まあクオリティはいいが、演出がダメダメ。
こういう話なんだから、ここは俯瞰の映像が入るはずだ! とか、あるでしょ。でもそこで、妙に近いカメラワークが入ってしまう。ガンダムXとかダメアニメ隆盛のころによく見た、「必要ないところでキャラクターのアップを出してしまう」間違い演出とか。
普通の映像作品なら、そんなミスはまずしないのに(日本映画は平気でやるけど)。
なにしろ最近のゲームはまったくやってないから知らないんだけど。ゲームの演出なんてこんなものなのかねえ。
しかし、ゲームシステム上の演出はすばらしい。詩魔法強すぎとか、女の子の心の中にダイブとか、お風呂に入ってレベルアップとか。とにかくいちいち普通じゃない。情報圧縮しすぎでわけわからない戦闘とか。でもかなり作りこんであるらしく、慣れると楽しい。
ストーリーは超展開の連続(笑)で飽きないし。なによりストーリーが全部システムと連動してるのがいい。
RPGといったらこういう感じというんじゃなく、この世界とキャラクターじゃなければ成立しないシステムばっかりなので、ああこれはゲームでしかできないなと思う。そういう意味じゃ、デザイン的にボードゲームに似てる気もする。
さすがガスト。