エントロピーは増大するんです。これはもうとにかく世の中にある通説や常識のほとんどよりもはるかに正しいということがわかっている理屈だ。
だから、リサイクルというのは普通に考えておかしい。ペットボトルにしろ紙にしろ、また使えるかたちにするためにはエネルギーを使うわけで。
一度ゴミとして捨てられたものを再利用するわけだから、かなりエネルギーを使った分別作業が必要なはずだし、脱色したり洗浄したりとこれまたエネルギーを使う。普通に考えて、最初に作るときよりもはるかに高コストのはずだ。
まあ実情は、ペットボトルだのトレーだのなんかほぼ全部が普通に燃やされてるし、生ゴミは有害物質やら繁殖放題の雑菌やらを残したまま肥料にされていて危険らしいわけだけど。
もちろんソースコードも同じである。この場合は地球環境のためではなく会社の工数(=コスト)節約のためなんだけど、つねにリサイクルがおこなわれている。
まったく同じならまだいいけど、普通は少し違うので、加工をしなければならない。で、問題はそのときのコストだ。
はっきりいって、最初から作ったほうが早いと思うことが多い。
でも不思議なことにリサイクルする。見たこともないフレームワークを解析したりいろいろ客に訊いたりとエネルギーを使いながら。当然、危険なバグも残ったままになってるわけだし。うーん。
[2007.06.01 11:43]Namany :
現状では地球上の資源のエントロピーを増大させることで人間が使うエネルギーを取り出しているわけだけど、その資源は当然有限。だから地球外のエネルギーを使って地球上の物質のエントロピーを減少させることには意味があるんじゃないだろうか。それとて無限じゃないだろうけど。
そんなわけで、太陽光発電衛星とマイクロ波送電は男のロマンだと思うのだ。
[2007.06.01 23:32]てらしま :
つまり、SE業界でいえば「中国に発注」か……。