ドミニオン:陰謀の攻略本をこれから売ろうってときに、たいへん残念なおしらせです。
リオグランデのサイトに、ドミニオン:海辺のルールが公開されてますね-。
カードもばっちり26種類、載ってます。なんとまあ。
見てて思うのは、攻撃効果の小ささ。というか、陰謀がすごかったんだなと気づく。
陰謀というセットはやっぱり、攻撃が強力なセットだったということかなあ。陰謀だけに。
あと陰謀から感じられたコンセプトとして「アクションの地位向上」というものがあった。とにかくどのアクションカードも「銀貨より強く!」というコンセプトが感じられた。
前にも書いたけど、それは基本セットの欠点を補強するため。ではないかと思っているわけだけど。
対して、海辺。ずいぶんと自由なセットだなーという感じがした。
銀貨より強いのかどうかよくわからない、というよりたぶん、ふつうに使ったら弱いだろうカードがふつうにある気がする。やってみなきゃわからないけど。
あと、2枚揃うと金貨4枚になるとか「コイントークンを得る」とか。なんというか、強いのかどうかよくわからないけど楽しいカードが多いという印象だ。
(これまでとまったく違う序盤戦略を提供してくれそうなTreasure Mapにはわくわくしている)
新システム「Action-Duration」も楽しそう。
これは「このターンと次のターン」に効果を発現するというもの。基本効果はそれほどではないものの2ターン分あわせて考えると強力、というバランスで作られているようだ。
どれも強そうに見えるけど、やっぱりやってみなければわからない。
今回の村(笑)「Fishing Village」もDurationだ。これ、すごそうですねえ。
また、陰謀にあったアクションの継続性はすっかりなりをひそめた。+2ドロー以上のカードがずいぶん少ない。Durationしだいですが。
それに、王国カードの中に得点カードが1種類しかなかったり。いろんな意味で、陰謀とは逆方向のドミニオンを見せてくれそうだ。
ちなみに、攻略は海辺のほうが楽かもですね。
今回は、カードの他に、トークンやマットなどが入っているそうだ。これで少し、ボードゲームっぽくなるという感じもする。
「場がない」ことはドミニオンの大きな特徴だったわけだが、さすがにそれでは限界があったのか。
とはいえ、トレーディングカードゲームでも「カードにトークンを置く」などのカードは多い。ああいうものの一種と思えば、いままでとそれほど変わらないのかもしれない。プレイマットもついてくるけど、そのうち使わなくなるような予感はするし。
リソースの追加も、ルールの追加もためらわない、このフリーダムなデザインっぷり。
いろんなくびきから解き放たれた、「海」のイメージはなるほどと思う。
陰謀はあくまで基本セットの追補編だった。むしろ、ドミニオンはこれから!なのかもしれない。
だが逆に、要素の追加は衰退への一歩かもしれない。そのへんは今後を見なければわからないけど。
ともかく、まだ遊べそうです。