さっき友人とメッセで話してて思い出したのだけど、そういえば書いてなかった。アレステア・レナルズが星雲賞を受賞したんである。
青くない青背でおなじみの。1500円の文庫でおなじみの、レナルズである。
SFファンでもあるところのわたしの、近年のイチオシ作家なのです。たいへんすばらしい。
受賞したのは海外短編部門。連作短編集『火星の長城』の中の「ウェザー」という作品。
……なぜこれ? とはSF大会スタッフにいってくれ。ノミネート作品に出てたのがこれなんだからしかたない。
「ダイヤモンドの犬」でも「ターコイズの日々」でも「銀河北極」でもなく「ウェザー」なのだが、まあこれは、アレステア・レナルズという人に賞を贈ったと思うべきだろう。
短編集の中でも一番おざなりな話なんだが……。
あと、自由部門を受賞した初音ミクがあまりに鉄板だった。
2008.09.04 00:48 とりい :
作者の心の声が伝わってくる傑作だよね。
「エンジン、エンジン。連接脳派エンジンに萌え萌えだよ。ストーリー?ヒロイン?まぁいいや、ツンデレで」。
この勢いで来年は「量子真空」が長編賞を取ったら凄いけど、なさそうだよねぇ。大長編賞を作ればレナルズとストロスで独占だろうけど(笑