2006.07.18 21:02 てらしま
「今行きます! / 私がそこを……照らします! / 今行きます……今…………今……!」
うーん、おもしろかったわけだが、もちろん原作ゲームのことなんかなにひとつ知らない。それなのになんで読んでるのかといえばもちろん古橋秀之だからだねえ。この人はほんとにすごいなあ。
クトゥルーもので、巨大ロボで、しかもなにやら少女を「魔道書」といいきる、いろいろと勢い余っちゃった世界観は、たしかに魅力的だ。そして、考えてみればこれは原作の力。あー、原作ゲームもやってみたく……なりそうなくらいおもしろかったわけである。
でなに? アニメもやってるの? なんだか勢いよく展開してるものらしい。たしかに世界観はおもしろそうなわけだから、展開のしがいはあるか。
しかしながら、古橋が好きでこの人の力を知っている読者としては、しかもノベライズだけ読んじゃったわけだし、たぶんこのおもしろさはこの本だけのものだろうなあとか、思ってしまったりする。
とにかく、上に書いたセリフである。いやかっこいいセリフなわけだが、そしてなんといってもSFなわけだが。これが原作からの引用だったら原作やるなあ。でもたぶん違うなあ。
というわけで、とにかくとりあえず次の『斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲』を読む予定。
[2006.07.21 22:21]てらしま :
いまさら気づいたが、「今行きます!」をいってるこの人、山田正紀で有名な エイダ(が元ネタの人)なんですねー。量子コンピュータの代わりにナイアーラトホテップだと思えば、似ているところも多い話だし。実は『エイダ』にかなり影響を受けた作品だったのかもなあ。
でもやっぱり、原作がそうなのかこの本独自の仕様なのかは知らない(笑)