PHPが普及している最大の理由はたぶん、レンタルサーバに最初から入っていることだと思う。ところがこれは諸刃の刃で、レンタルサーバはPHPのバージョンを容易に変更できない。いまだにPHP4などというダメ言語を使わなければならないのはそのためだ。
PHPの方針は、必要な機能を全部まとめて提供する、というものだ。細かくモジュール分割するのではなく、PHPひとつ入れてしまえば基本的に全部使える。これは、学習コストが低い理由ではあるんだけど、かわりに柔軟性が大変低い。
レンタルサーバは不特定多数のユーザが使っているので、こうしたPHPの特性を考えると、バージョンアップはなかなかできない。
ソースフォージはこないだやってたけど。まああそこのユーザは技術者ばっかりだからな。
これはもう、使用するバージョンを宣言する命令を作るしかないと思うんだ。
php.iniでデフォルトのバージョンを宣言して、スクリプト中では
set_php_version('4.4');
で、定義済み定数のPHP_VERSIONが書き換わるみたいな。以後は、バグも含めて(←実際そうでないと困る)完全にPHP4として動くみたいな。