いまさらだが、スト4である。なんか、3Dのグラフィックの上に平面のエフェクトを重ねまくってる感じの画面? ストリートファイターなのに3D?
ていうか、スト3であんなにすごかった絵を、なぜここまでダサくするか(笑)
2008.08.07 09:33 kamata :
ゲーム画面についてはその通りです。スト4の3Dグラフィックも近年の格ゲーではトップクラスといえる(のが悲しい)描画と動きではあるんですが、スト3のドット絵アニメの緻密さと美しさに及ばない。あとガイルステージではジャンプしたキャラが背景CGの輸送機の翼をすり抜けちゃうし。全般としてゲーム中のグラフィックの精度は手抜き作りの洋ゲー並みに甘いです。
ただオープニングのデモムービーの出来は凄いと感じました。3DCGアニメとしてもゲームのデモとしても素晴らしい出来で、ショートアニメとしての構成と演出もしっかりしてる。64版ゼルダのタイトルデモの再来を見ました。2つあるうち春麗対C・バイパーの方が特にイイです。
デモムービーはゲーム本編のCGとは別工程の見世物ではありますが、ゲームCGのエフェクトとして効果を上げている技法や演出はムービーにいくつか見受けられるので、それが反映されて今後ストZEROシリーズみたいにバージョンアップ毎に細部の作りこみに手が入っていくことを期待してます。
2008.08.07 22:47 てらしま :
そうそう。前にトレーラー見たときはまだゲーム画面がなくて、墨をぶちまけたみたいなエフェクトとかかっこいいかと思ったんだけど。
まあ、ふつうにキャラクターデザインが野暮ったくなったなあという感じかなあ。
昔のキャラクター総出演の上新キャラも冴えないし、どうにもてきとーに作ったパチモン感が。
ていうか、ストリートファイターEXにしか見えないってのが一番よくないけど(笑)
2008.08.08 10:16 kamata :
「ストリートファイターEXに見える」は至言(笑)。
↑の言葉で気が付いたんですが、今回のスト4って世界観についてのコンセプトが不在なんですね。これまでのシリーズの展開としてはスト1、スト2のときストレートに「世界の格闘家大集合!」だったものを、その後派生シリーズを立ち上げる度に何かしら新しいコンセプトを世界観にブレンドして変化と売りを作ってきたわけです。
・スパスト2→ストZERO:背景世界とストーリー性の拡張、カプコンアクションゲームクロスオーバー。
・ストEX:日本のバトル漫画・アニメ風。
・スト3:ニュージェネレーションとして、スト2に漏れた世界のマイナーメジャー格闘技集結!
・ストVSマーヴルシリーズ:アメコミ・カートゥーン的世界観。
今回そのような作品の背骨としてのイメージが無いから(旧キャラが大多数だし)過去のシリーズを知ってるプレイヤーへの押しが弱いですよね。そして新キャラの特徴も類型的なものに留まっている。比較的面白いのはデブの太極拳使いですが、あれだって餓狼のチン・シンザンだし。
製作側のカプコン・アメリカのスタッフに格闘技への意識が日本人と比べて欠けていた、ということなんでしょうか。世界の格闘技の数はどうやっても有限だし、ここ数年の格闘界に新しい潮流もそれほどなかったし、毎回新味を出し続けるのも難しいところですが。これから模索して何か見つけられればいいけど、やはりバットマンか小林サッカーか徳川貴作を出すべきだったのかな……