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ホビージャパン・ゲームフェスティバル2013いってきた

 今年も開催されたホビージャパンゲームフェスティバルです。いってきました。

.1日目 ドミニオン日本選手権予選

 まず書いておくけど。ドミニオンについて、自分は本気のガチプレイヤーではない。そこまでリソースを割けないのが実際。
 それでも世間一般から比べたらどちらかというとガチ側ということになるだろうけど、本当のトッププレイヤーたちの情熱を見れば、比べものにならない。じっさい彼らがドミニオンに使っている時間は、自分の数十倍に及ぶだろうと思うし、尊敬に値する。
 そんなわけで、予選を通過できるとはまったく思っていなかったし結果もそのとおり。でも自分としてはいい戦いができたので満足って感じ。

.1戦目

  • 救貧院、礼拝堂、木こり、死の荷車、庭園、泥棒、民兵、議事堂、研究所、祭壇 (避難所)

 属州は残り4枚。自分のデッキには庭園がたくさん。デッキ枚数は36枚。手札は木こり含む4コイン。
 もちろん庭園を買い足してもいいのだけど、死の荷車を買えば40枚を超える。つまり、自分の手番があと2回回ってくるなら庭園が正解、1回以下なら死の荷車が正解。さて……。

 初手民兵の人がいたので、遅い展開になるかなと思って木こり-泥棒でスタートで庭園一直線。誰もついてこなかったので3山枯れにはならないし、銀貨も少し買ってのんびり目にやって40枚目指すかなという感じ。で、その狙いは悪くなかった気はする。
 大きなミスもないのだけど、5コイン2購入のときに救貧院買わなかったのは明確なミス。ぜんぜん見えてなかった。といっても使えたとして1回だろうし、差がなかった可能性が高いけど、でもそういう差じゃんそういうのが強い人との違いじゃんってのはまあある。
 もっと民兵撃ってもいいのよと思いながら粛々と庭園を買っていく。一人で。
 で、終盤、冒頭に書いた状況。自分は死の荷車を選んだのだけど、手番はその後2回回ってきて、そのターンの下家(1番手)が属州を買って終了。4点差の2位だった。あそこで庭園を買っていれば手番差で勝ってたという結果。
 あとで思い返してみれば、他のプレイヤーのデッキをよく見てれば庭園が正解の可能性も高かったなと思う。でもなー、庭園買って失敗したら3位だっただろうしなー。大会だしなー。というところ。いい戦いができたんじゃないですかね。

.2戦目

  • 賢者、宰相、改築、行進、城塞、ねずみ、密偵、山賊の宿営地、地下墓所、狩場 (避難所)

 地下墓所だけでもいいと思う。いわゆるステロ。大会ではステロ選んだ方がいいっていうのは、いままでに何度も思ってる教訓でもある。
 でもこれ、基本セットのマニュアルにある First Play っていうサプライのアレンジ場なんですよ。改築があってアクション増えてドローもあるっていう。 First Play はみんな研究してて、まあいまやかなりの引ききり優位なんですね。
 今回のサプライ、 First Play との違いは、村じゃなくて城塞。鍛冶屋じゃなくて地下墓所と狩場。このへんはデメリット。改築の都合で。代わりに行進-城塞があるところは大きなメリット。
 避難所じゃなくて屋敷だったら、あるいは城塞じゃなく村だったら、または地下貯蔵庫があったら、間違いなく改築からの引ききりだと思う。でもそうじゃなかった。迷った末、改築-銀貨でスタート(自分の First Play の手筋)。
 最初避難所を改築できなくてしかたなく銅貨を屋敷にしたり、回りは悪かった。でも行進-城塞は予定よりもだいぶ強かった(笑)。
 で、デッキがだいたい完成して、ついに引ききり発動。属州2枚ずつとれる態勢になって、じっさい1回それをやって。次のターン属州2枚と公領1枚とって勝ち。っていうプラン。で城塞から行進-狩場で8枚引いて公領とって、これで完成だなーと思ったら、城塞を1枚も引かず(笑)。その下にたくさん埋まってた。
 ちょっとおもしろかった。結局アクションカードたくさん余らせて属州を1枚買ってターン終了。
 結果的には、ネズミで銅貨を圧縮してれば事故率減らせたかもなーとか。手が遅れる気がしたのでいかなかったんだけど、いってもよかったかもしれない。でも難しくなりすぎてめんどくさい(笑)。あと、最初の改築スタートダッシュが失敗した時点で2枚目を早めに入れてもよかったかもね。
 と後から考えれば細かいところあるけど、とはいえまああんなものじゃないかなー。

.3戦目

  • 浮浪者、堀、隠遁者、賢者、浮浪児、襲撃者、泥棒、役人、議事堂、偽造通貨 (避難所)

 2戦目までは、勝ててないもののいい試合できてたんだけど。3戦目はボロボロ。暗黒時代の試合勘が足りてない。
 具体的には、隠遁者がわかってなかった。途中で浮浪児をとっちゃったんだけど、あれが間違い。傭兵がぜんぜん機能しなかった。あれは隠遁者追加が正解だったなー。他にもあるけど、あそこが一番大きな岐路だった気がする。
 と思ってたら、後で聞いたら傭兵が活躍した卓もあったとのこと。上家が議事堂を撃ってくれれば機能した感じ? 襲撃者の枚数とかいろいろ違うだろうけど、いろいろあるなーと思った。
 いつも思う、勝つ人の強さなんだけど。知識不足にしろなんにしろ、こういう自分が苦手な場っていうのはある。もちろん苦手をなくすのが一番いいしそこにも差はあるんだけど、それよりも、こういうときに4位になるからダメなのよなーと。そこで大失敗になりにくいステロを選べっていう、2戦目のところに書いたのはそういうことなんだけど。
 でこの日、ステロ1度もやってない(笑)。

 ぜんぜん関係ないけど。こないだのコンフェデレーションズカップ、サッカー日本代表の戦いにもそんなこと思った。ぜんぜん関係なかった。

.4戦目

  • 地下貯蔵庫、物置、改築、ゴミあさり、封土、役人、騎士、書庫、盗賊、墓暴き (避難所)

 封土は少し研究してたので(笑)。封土を改築して銀貨を増やしつつ金貨で、それで属州も買える。あとは盗賊で、廃棄した封土をまた回収する。あと盗賊けっこう好き。
 書庫ステロっていう手もあって、避難所だったし(共同墓地と書庫は好相性)それもいいのかなーと考えたんだけど、盗賊もあると封土の方が優位だろうな。あと騎士や盗賊のアタックにも封土がアンチなので、丸い手だと思う。でも役人は罠だなーと思ったので入れず。
 でプランどおり。運もかなりよくて。相手の騎士でほとんどなにも壊れなかった。銅貨や避難所ばっかりめくれてた。盗賊や銀貨や金貨が壊れたらだいぶ苦しかったと思うしその可能性だってぜんぜんある気もする。まあ逆に封土が1枚壊れてくれればもっと楽だったんだけど。
 そんなわけで最後になってやっと気分よく勝利。属州4枚と封土7枚。

 そんな感じ。2位2位4位1位で、予選敗退。大会で4位だけは絶対ダメなんです。
 自分に関しちゃじっさい準備が足りてないし。本気で準備してきた人たちがどれだけのことをしてきたかも見てるわけで。彼らが予選通過するのは当たり前だと思う。

 ちなみに翌日の本戦では、激戦の末、入補氏が優勝でした。でもアメリカにいけないとのことで、世界大会にはてっぺい氏がいく様子。日本はこれまで世界大会2連覇しているので、今回もがんばってほしいと思います。


.2日目 十二季節の魔法使い日本選手権

 1日目負けたので、2日目は十二季節の魔法使い大会に参加してきました。こちらはドミニオン以上に勝てる気しないので、気楽な感じで。
 このゲーム、じつは3人か2人がいいです。4人だとどうしても1人が脱落する展開になりがち。3人がベストと思う。大会主催者もそれをわかってて、スイスドローの上位卓が3人戦、下位卓が4人戦という構成になってました。
 しかし考えてみればそれって、慣れていない=プレイが遅いプレイヤーが4人卓を囲むことになるわけで。大会の時間管理的には難しそうだなーとか思った。
 あと、この人数(14人)でスイスドローっていう形式が本当にいいのかっていうのは思う。上位はずっと同じ相手と戦ってたし。でもそれはそれでいいか。いっそ毎回ランダムでもいいような。どうなんだろうな。

 1戦目。一人は友人でやりこんでる人だったので、まあいきなり勝てない対戦(笑)。ゲーム前に話を聞いたら、もう一人はそれ以上にすごい人だったらしく。ネットで毎日やってるような人らしい。そしてその方がこの日の優勝者だった。
 そんな対戦で、しかし自分の運もよくそれなりに戦えた感あった。でもさすがに最後に届かず3位。数点差ではあるけど、この差だよねえ。

 2戦目。4人卓。泥棒フェアリー2枚にいわされてボロボロ。
 ドラフトでは2枚とも見てないし(泥棒フェアリーは初手でピックされる類のカードです)、こういうときどうするんだろう。なんかノウハウがあるんだろうな……。

 3戦目。4人卓。っていうか最下位卓(笑)。このゲームをこんなにがっつりやったのははじめてのことで、いろいろ憶えていく感じが楽しくなってきてる。
 そんなに悪くないけどよくもなく、でも1位には大差をつけられて2位。たぶんドラフトで回しちゃいけないカードを回してるんだろうなーと思うけどどれなのかはよくわからない(笑)。

 4戦目。ここまでで憶えたことを活かしつつ。砂時計(季節が変わる度に資源1個)を出した次のターン、カードを引いたら砂時計だった。秘本と砂時計2枚でごり押し。さすがに強かった。


 会場では他にも、テンデイズゲームズのテレストレーション大会や、すごろくやのグースカパースカ選手権などいろいろやってた。
 メインはドミニオンという感じにはなっちゃうんだけど、思った以上に他のゲームも盛り上がってました。


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