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ボードゲームストリート2011
 ボードゲーム 読書

ボードゲーム・ストリート
新紀元社

2011/04/22 23:27 てらしま

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 グループSNEのボードゲーム紹介誌。2010年以降に発表されたゲームを紹介する。
 とりあえずページを開くと『世界の七不思議』『サンダーストーン』『ビール侯爵』『オートモービル』とカラー写真の紹介ページが並ぶ。
 そのあと白黒ページに入って、安田均の各ゲーム紹介文が十数ページ、秋口ぎぐるのリプレイが20ページくらい、笠井道子の「簡単お手軽」なゲームを紹介するというコーナーと続く。
 2010年(一部2009年後半のものも混じっているらしい)にしぼった内容ということで、ネタの新鮮さがいい。
 そうしないと、もう15年以上もカタンを紹介しつづけてる気がしてくるし……。

 去年まではあんまりなかったかもしれないと思うのが「日本の同人ボードゲームが熱い!」というコーナー。けっこうなページを割いて、日本の同人ゲームを紹介してるんである。
 2010年はたしかに、日本のゲームがだいぶ盛り上がっていた。もちろん商業もなんだけど、同人のほうも、見るからにレベルが上がっていたと思う。
 まあ、どこからどこまでが「同人」なのかというのは難しいところだけど。
 即売会イベントで見る同人ゲームが、まず見た目からいままでと違う。きちんとした箱に入り、きれいな印刷を施されて並んでいるんである。
(それについては、萬印堂の貢献が非常に大きいなあと思う)
 そうなれば、もう商業と同人の区別なんかない。そりゃあ買う。
 わたし自身も、そんな同人ボードゲームの世界に参加してたわけなのだけど。じつにタイミングがよかったものだと感じた。
 あ、この本にも『ビーンストーク』と『テラフォーマー』を紹介いただいています。興味を持たれたら、ショップで取扱中なので、ぜひ。宣伝。

 2010年で取りこぼしてるゲームがけっこうあるなー。とか、そんな気持ち悪い感想はマニアだけでいいけど。
 なにしろネタが新鮮なので、ショップにいけば手に入るゲームが多い。いままさに話題になってるゲームもある。紹介誌として正しいなーと思った。まあ網羅しているわけではないし「あれが載ってない」とかはあるにせよ。

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