今日最終回だった某SFアニメもそうだったわけだが。「人類みんなひとつになってオーバーマインドになる」みたいなことは、いまどきの敵役のトレンドなんですなあ。そういえば、あさって最終回の某SFアニメもそうだなあ。
なんだか、アニメやゲームで最近、やたらとそういうクライマックスを見てる気がする。敵がそういう陰謀をたくらんでて、主人公たちはそれをとめるんである。
もはや、少しまえのハリウッドにおける共産主義みたいな扱いだ。
数十年前に流行った、主人公が神さまになっちゃう系の話よりは受け入れられやすい気もするんだが、こうたてつづけに見せられると飽きてもくる。よく敵を応援したくなる。
まあ、作品自体は最近おもしろいの多いと思うけど。
いっぽう、欧米の先端の(かどうかは知らないが)SFは、人類がみんな繋がったり進化したりいろいろした、その先を描いている。『ディアスポラ』とか『レヴェレーション・スペース』の連接脳派とか、『シンギュラリティ・スカイ』とか。
オールドタイプとの確執は描くけど、進化した人類を否定したりはしない。
なにか、文化の違いがあるのかなあ。
もっとも、日本のロボットアニメはSFだけどSFと銘打ってるわけじゃないから、比べていいのかどうか知らないけど。