今年の12月31日で、PHP4のサポートが終了することになってるんである。
めでたい……といいたいんだけど、仕事的には微妙かも。
というのは、世間はいまだにPHP4の世界なんです。あえて「PHP5で!」といわなければ、4を導入されちゃうと考えてたほうがいい。ってくらい。
だいたい、PHP4から5に変わったときに変わりすぎたから、移行できなかったんだろうなと思う。こないだも「既存の別システムが4だから4で」っていわれたし。
だいたいは5にしても動くと思うんだけど……、まあリスクはあるってことか。
ここで多少説明しておきましょう。
PHP4というのは、クラスメンバのスコープが全部publicなので有名な言語で、たとえばシングルトンが作れなかったりする。おかげでDBオブジェクトのコピーが大量に作られたりしてるけど、そういう言語なんだからしかたない。
また、PHP5では一行でできることをPHP4でやろうとすると100行かかる、なんてこともしょっちゅうある。(なんの拡張もしてないのにムダにいろいろやれちゃうPHP5にもどうかと思うところはあるけど)上流工程の人がそのへんを理解してくれないと、PGはけっこう苦労したりもする。
いちおうフォローするなら、実は、ちゃんとわかってて作れば4のほうが速いことが多い(オブジェクト生成個数が少ないから)んだけど、まあ普通そうはいかないし。
サポート終了で、世間のPHP4が死に絶えてくれると、大変幸せになれるんだけどなー。むしろ苦労が増えそうな予感もあるなー。
個人的にデザインパターンとかの本を眺めてて思うんだけど、っていうかまた例によって、どの客を想定して書いてるのかわからない話題だけどさ。
そりゃあ、そうやってちゃんと作ればちゃんと作れるだろうなと思うのですよ。しかし、ソースコードはいろんな人の手を渡り歩くんです。
たとえばすごい人がすげーきっちり作ったシステムをね、でもその人が一生面倒見れるわけじゃないわけで。
たとえば、差をとるためにループを作る人とか、
case "ア":
〜
case "イ":
〜
case "ウ":
〜
↑なんてプログラムを書く人とか、世の中にはいるじゃん。というか、少なくともわたしのいる業界の底辺付近を見渡す限り、まあこういっちゃなんだけど、そういう技術者が多数派じゃん。
そういう人がソース渡されて修正するんだからさあ……。と、まあいっても詮ないことかもしれないけど、思っちゃうのです。
デザインパターンにしろなんにしろ、いちいち納得はするんだけど。たしかに、そうやって作るべきだと心から思うんだけどですね。むしろパターンとか使っちゃうと修正されたときおかしなことになるから、使わないほうがいいんじゃね? とも思えてくる。(じっさいわたしだって、知らないパターンで組まれたクラスを渡されたら変なことしちゃいそうな気がするし)
でそういうこと考えてると、ようするにああいう話はわたしの仕事とは別の世界の話だなーと。いやほんとは、そういう経験の浅い、あえてそういういいかたをするけど(笑)、経験の浅い技術者でもちゃんと作れるように、パターンとかアーキテクチャとか考えるんだろうけど、やっぱり現状じゃその気持ちは通じてないよねっていう。
けっきょく、技術のない奴は淘汰されろって話が一番健全ってことになるんだろうけど。
AppObjectってのがあるんですね。今日はじめて知ったよ……(ぉ
まあこれは、はっきりいえば名前が悪いですな。マニュアルを精読しなかった自分の責任はおいておくとして。
DAOなんですよこれ。「Object」じゃなにもわからん(泣)。
どうりで、Railsを元にしてるくせにAppManagerじゃうまくアクティブレコードにならないよなあと思った。
とはいえ、デフォルトではMySQLしか対応してないらしい。残念ながら、Ethna+MySQLというプロジェクトはやったことない。
というか、アーキテクチャとしてはDAOをどう作るかってのは重要なんだから(それだけあればいいくらいだ)、もっと力入れてくれー。
おかげでEthnaには、フレームワーク使ったせいで行数が数倍に膨れ上がったコードと戦った、イヤな思い出しかありません……。
2008.07.08 02:52 anonymous :
どうりで、Railsを元にしてるくせにAppManager?じゃうまくアクティブレコードにならないよなあと思った。
AppManagerがRailsを元にしているという文献を御教示願えますか。
2008.07.08 09:20 てらしま :
Ethnaのサイトに、Strutsをもとにしたと書いてありますね。当時のわたしの勘違いのようです。失礼しました。
っていうかわりとワンフェスいこうと思って電車に乗ったのだけど、府中あたりでくじけて降りた(ぉ
で本を11冊買って帰ってきた。っていうと偉そうだけど、最近なんとなく読みたくなってる青い鳥文庫なので(笑)数日で溶けてしまうことでしょう。
なんか疲れて本のレビュー書くのやめてたんだよなということで、ここ数ヶ月で読んだおもしろかったやつを思い出してみる。
……そんなことより、いま本見たらISBNが13ケタのやつしか書いてないですよ! これじゃISBNとASINが一致しないですよ!
しかたないのでamazonの検索結果にリンク貼るモジュールをでっち上げてお茶を濁してみたり。
AmazonWebServiceつかわなきゃダメかなあ。いやIDはあるんだけど、めんどくさいなあ。