2008.04.13 17:02 てらしま
「マリオネット症候群」と「クラリネット症候群」の2本だてという本でした。後半の「クラリネット」のほうが、この人久しぶりの新作なのです。
あれだねえ。SF系ライトノベルレーベルであるところのデュアル文庫だったがためにあまり読まれてない、隠れた傑作(?)『マリオネット症候群』を、知らしめるためにはいいのかもしれないけど……。
そのつもりで本屋を捜してたら、こんな表紙になってるし。(Amazon画像まだないけど。徳間文庫で黒背表紙)。見つけるのが大変だった。
内容自体は、かなーりライトな乾くるみです。
ダークさが足りないと、同人SFによくある小ネタ短編みたいな印象になっちゃうなあ。
とはいえ乾くるみらしい話ではある。つまらなくはないです。それに前半の「マリオネット症候群」はやっぱり傑作なのです。