これはゲームなのか?(笑)
3人の旅行者がヨーロッパ地図の上にいる。彼らを、目的地のいずれかに届ければ得点だ。
移動方法は、スコットランドヤードだと思えばいい。手持ちの交通手段チットを支払うと、該当の交通手段で移動させることができる。自動車は道路が多いが遅い、汽車は自動車と大差ないが自動車では通れない経路がたまにある。というあたりまでは、特になんの変哲もない。
変なのは、あと二つの移動手段「飛行機」と「船」だ。
なんか写真にも写ってるけど、これが飛行機。棒が1本入っていて、この飛行機棒で届く範囲の空港まで移動できる。
船のほうはどうかというと、なにやら鎖が入っているんである。陸地にかからないように港から港まで船鎖が届けば、そこまで移動できるわけだ。
このあたりの小道具はたしかにわくわくする。しかし、まあ、それだけのことかな……。
リソース(交通手段カード)の生産量は一定で、移動しようがしまいが毎ターンもらえる。目的地も盤上のコマも共有している。となれば当然だが、あまり差がつかない。
展開も淡々としていて、序盤だろうが終盤だろうが、やることに差はない。
特につまらないとは思わないけど、どこがおもしろいといって特別いうべきこともない。
ボードもあまりに地味だし。
デザイナーはクラマーなわけだから、あえてそうしたんだろうと思うけど……。
ヨーロッパの地名を憶えるための教育ゲームだろうかなあ。