鋼の錬金術師とジパングの新刊を買いに電車に乗って本屋にいったら、なんか妙なタイトルの本が「売れてます!」ってPOPつきで、面展で売られてたんである。
……『他人を見下す 若者たち』?
うは、恥ずかしいタイトルだなーと思って思わずぺらぺらめくってみちゃったら、ほんとに恥ずかしい内容のようで。誰が買ってるんだコレ。ってまあ、例によって「近ごろの若いモンは」といいたいおじさんたちなんだろうなあ。
いまどきはこういうこという人も減ってきたかなと思ってたんだが、気のせいだったか。こういうのはきっと、普遍的な人間の本能みたいなものなんだねえ。
んでもちろん出版社もそれをわかってるから、定期的にこういう本を出すことになってるんだろう。
だいたい、そんなこといえば、満員電車の中で入り口近くに陣どって奥に進まないのも、2人分の場所をとって座ってるのもいつだっておじさんたちなのに。若者たちは気が弱いから、そんなおじさんのとなりに座るのも避けて立ってるじゃないか(わたしはおしのけて座っちゃうけど)。
がまあ、それはそれとして。
ほんとに今の日本がそういう傾向にあるんなら(ないと思うが)、これはもうとても歓迎すべきことである。これが「問題だ」という立場がそもそもおかしい。
だって、そういう傲慢な人間の中からしか、真のストライカーもドリブラーも生まれてこないんだから。日本サッカーが本当に世界のトップクラスになるためにはですね、どうしたってそういう奴らが必要なんですよ! むしろまだまだ見くだし足りねーよ!
だから、わたしは声を大にしていいたいのである。「迷惑なおじさんを見くだせ!」とか。
[2006.07.23 20:51]とりい :
くさびのパスを受けてもDFに吹っ飛ばされない腰回りは満員電車で鍛えるべし。だな。
2006.07.18 21:02 てらしま
「今行きます! / 私がそこを……照らします! / 今行きます……今…………今……!」
うーん、おもしろかったわけだが、もちろん原作ゲームのことなんかなにひとつ知らない。それなのになんで読んでるのかといえばもちろん古橋秀之だからだねえ。この人はほんとにすごいなあ。
クトゥルーもので、巨大ロボで、しかもなにやら少女を「魔道書」といいきる、いろいろと勢い余っちゃった世界観は、たしかに魅力的だ。そして、考えてみればこれは原作の力。あー、原作ゲームもやってみたく……なりそうなくらいおもしろかったわけである。
でなに? アニメもやってるの? なんだか勢いよく展開してるものらしい。たしかに世界観はおもしろそうなわけだから、展開のしがいはあるか。
しかしながら、古橋が好きでこの人の力を知っている読者としては、しかもノベライズだけ読んじゃったわけだし、たぶんこのおもしろさはこの本だけのものだろうなあとか、思ってしまったりする。
とにかく、上に書いたセリフである。いやかっこいいセリフなわけだが、そしてなんといってもSFなわけだが。これが原作からの引用だったら原作やるなあ。でもたぶん違うなあ。
というわけで、とにかくとりあえず次の『斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲』を読む予定。
[2006.07.21 22:21]てらしま :
いまさら気づいたが、「今行きます!」をいってるこの人、山田正紀で有名な エイダ(が元ネタの人)なんですねー。量子コンピュータの代わりにナイアーラトホテップだと思えば、似ているところも多い話だし。実は『エイダ』にかなり影響を受けた作品だったのかもなあ。
でもやっぱり、原作がそうなのかこの本独自の仕様なのかは知らない(笑)
『ケイラス』っていうボードゲームがとってもほしくてですね。イエサブいったんだけどないの。でしかたなく『郵便馬車』を買ってきたわけだけど。
あと家具を少し買い足したりしてるうちに、ふと『日本沈没』をみる予定だったと思い出した。
で、みたんだが。まあこんなもんかねー。ていうかもともとそんなにストーリーがあるわけじゃなし、映像をつければいいのよね。
斬新に理解してない人ならとんでもないことにもなりえるわけだけど、今回は原作をリスペクトしてる監督が撮ってるから、そうそう大きな間違いは起こりえない。まあ希望的に期待してたよりはだいぶダメだったが、予想より原作に近かったってことでこんなものかと。