また同人ゲーム。
同人とはいえ、こうして日本製ゲームをふつうに紹介できてるのが、最近すごいなーと思う。
これはなにか意図があってやっているわけではなく、というかそういう計画性とかなにもなく気分で書いてるんだけど、そうするとやっぱり話題のゲームを優先して書きたくなるわけです。それで、話題のゲームを気分で選んでいったら自然に日本製ゲームの記事を書いているわけで。これはけっこうすごいんじゃなかろうか。
まあ、自分が同人にだいぶ浸かっててその影響というのもありそうですが。
「ひも電」だ。なんとも非常にわかりやすい。
ひもで、電車なんである。
もうそのとおりの内容で、テーブルに駅タイルを並べて、それを、線路に見立てたひもで繋いでいく。
ゲーム風景を一見してなにをしているかわかる。このアピール力とわかりやすさ。
エッセンでヤポンブランドで出展されたときも大きな注目を受け、すでに Asmodee からの発売が決まっているとか。あとこのゲームをもとにしたフォロワーも登場しているとか。
外国のほうが盛り上がってるかもしれない。
で、今回紹介してるのは、そのひも電の続編。「輸送編」だ。
個人的には、こちらの輸送編のほうがずっと好みなのだけど。
まず、長ーい黒の輪になったひもで世界を作る。このひもの外に出てはならない。
次に、灰色の、やはり輪になったひもを世界のどこかに置く。これは「山」だ。
あとは、駅タイルを世界の中にてきとうにちりばめる。
これで準備完了。
なんだろうこれ。すばらしい。
このビジュアルを見せた時点で、おそらくどのプレイヤーも見たことない風景なのだ。とにかくアピール力がすごい。
輸送編では、ここからのゲームが少しゲーマーズゲームよりにチューンされている。
手番には線路(ひも)を配置し、駅と駅をつなげる。
アクションポイントをつかって、荷物を運んだり、列車をパワーアップしたりする。
基本編と比べて、わかりやすくいえば、エンパイアビルダーに近づいている。
デザイナーが本当にやりたかったのはこの「輸送編」なんじゃないかとも思うのだ。わたしはこちらのほうがずっと好きだ。
一緒にプレイした友人がいっていたのは「そうだよこれがやりたかったんだよ」。まさにそうだなーと思う。