これ最近けっこう気に入っている。みんなでパズルをやるゲームだ。なんかもう、ゲームなのかどうかも怪しいくらいパズル。
いちおう、勝利点を稼いでそれを競うゲームではあるのだけど、だんだん、パズルやってれば楽しいしそれでいいんじゃないかと思えてくる。
4種類のパズルが入っている。各ラウンドには、スタートプレイヤーから順番に、好きなパズルを選ぶ。他のプレイヤーが選んだパズルは選べない(用具が1セットしかないので)。全員が選んだら、いっせいにスタート。
誰か一人がパズルをクリアしたら、砂時計をひっくり返す。この砂時計が落ちきったら、パズルタイム終了だ。
ちょっとおもしろいのはこの後。パズルの答え合わせをして、回答が正しかったプレイヤーは、テーブルの中央にタイルを置くことができる。カルカソンヌのように、すでに置かれているタイルに隣接させて置く。そしてカルカソンヌのように、自分のコマをタイルの上に置くことができる。タイルにはパイプが書かれていて、このパイプの経路が閉じたらエリア完成。コマを置いていたプレイヤーに得点が入る。
もちろん、よりたくさんパズルを解いたプレイヤーが有利だ。なのだけど、そこにちょっとカルカソンヌ要素が入っていると。単純に正解なら1点ではないから、負けていても逆転の目がある気になれる。
でもそれも、パズルを楽しむための要素だろう。主役はあくまで、パズルだ。
これ、すごくいいと思うのだ。ゲームとしてではなく、パズルを遊ぶ仕掛けとして、とてもいい。
ゲーム部分であるカルカソンヌ要素は、ゲームとしては大したものではないのだ。でも、単純に正解1点では実現できない盛り上がりあがるし、パズルを解こうと思わせるモチベーションを煽ることができている。
ゲーミフィケーションを施すことで、繰り返し遊べるようにしたパズル集。というのが、実態に近い表現だろう。いいじゃんパズル楽しいし。
そう考えるとこれ、すごくおもしろいことをやっているのかもしれないと思う。