みんなでシール貼りから。カードがすごい枚数あって、ドイツ語の文章が書いてあるので日本語シール貼らないと遊べない。手伝ってくれた友人たちありがとう。
シュテファン・フェルトのゲームで、ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門にもノミネートされてた奴。ただ、フェルトはノットフォーミー率がすごく高い(笑)。いつも面白そうなんだけどねえ。
なので警戒してた。
でやってみると。これはクソゲーですね!
クソゲー見ると楽しくなる性格悪いボードゲーマーなんだけど。
カードの引き運の上にダイスの運を重ねた運ゲー。乱数装置を重ねるとだいたいダメです。あとは、要素を入れすぎたまとまりのなさとか。カードが150種類以上あるけど同じ効果ばっかりというダサさとか。などなど。
でも、複雑だけどやることはカードをプレイするだけ、というわかりやすさはいいところ。なんかもう少しいろいろ調整すればいいんじゃないかと思うところもある。
そう嫌いでもない。おもしろく遊んだし。
クソゲーか研究しがいのあるゲームかというのは紙一重だなと思う。煩雑だとか、バランス悪いだとか、そういうのは、研究しがいのあるゲームにはある程度必要なことだ。最近は、わざとそう作ってるゲームも多いと思う。
シンプルなクソゲーは救いようがないけど、複雑なクソゲーは何度か遊ばれるかもしれない。遊んでいればだんだんおもしろくなってくることもある。とか思う。
25個の部屋があって。そこに閉じこめられた囚人たち。各部屋にはいろいろな罠が仕掛けられている。もちろんその様子は全世界にテレビ中継されている。
バトルランナーとかキューブとかのデスゲーム映画の世界観を再現しましたっていう奴。キューブっぽく、部屋を動かしたりできる。
完全協力ゲームのルールもあるんだけど、この日は裏切り者がいるルールで2回やった。ちなみに5人。
最近の協力ゲームの問題はいつも同じで、秘匿情報をどこまでしゃべっていいのかが曖昧なところだ。このゲームの場合、裏向きのタイルを自分だけが見るのだけど、それがなんだったかをしゃべってはいけない。ただ「安全」「警戒」「危険」の3カテゴリのどれだったかだけはしゃべれる。そこを定義してあるのがいい。余計なことをなにもしゃべってはいけないというルールで遊べば、厳密に遊ぶことができる。
そういえばHANABIとかもそうだった。相談しない協力ゲーム、流行だったりするのか。
でもやっぱり、ふつうゲームやるときはいろいろしゃべるわけで。せっかく協力してるんだからしゃべりたいし。ルールにしゃべるなと書いてあればいいけど、そうでなければ、まあ、そんなに厳密に遊ぶなというところか。
それはともかく、おもしろかった。裏向きのタイルを表返すのはわくわくするし、他のプレイヤーの思惑を読んで協力する感じも楽しい。
あとテーマがいい。
Hexbug nano を使うパーティゲーム。もう見た目のとおり、自分の領地に Hexbug nano を誘導したら得点。3秒で説明できる。
ゲームに付属している Hexbug nano は1個なんだけど、うちにあったものを足して4個放り込んでやってた(笑)。
遊んだことある人にインスト受けたので遊べたけど、見せてもらったルールブックでは記述がぜんぜん足りない。一生懸命書いてないことまで解釈してどうにか遊べるというくらい。
ゲームはというと、カードを集めてセットコレクションをする。カードを引く手段は、山札から引くか、場に並んでいるものを買う。手札からコインを出せば銃弾とか手下とかを買える。あと、逆に手札のカードを場に出して代わりにコインを獲得することもできる。
銃弾と銃を使えば他人を攻撃できる。攻撃されたら、手下を捨てる。手下がいない状態で攻撃されたら脱落。
とまあそんな感じなのだけど。山札のカードが少なくて、すぐになくなってしまう。攻撃は単純に損だからやりたくないし、山札がなくなって誰も引けなくなって膠着状態になった。というかだいたいそうなると思うんだけど、なんだろう、損得を考えずに攻撃する前提なんだろうか。
銃をつきつけて「脅迫」をしていいことになっている。「撃たれたくなければカードをよこせ」というやつ。そこはおもしろくて、そういう交渉のかたちを明文化したシステムにするのはいいかもなーと思った。
しかし脅迫が成立する条件は限られてるのが難しいところ。渡さなきゃ損、渡しても損なら渡さないわけで。
あと交渉ルールがある。チーム戦で仲間がいるので、仲間がわかれば(あるいは陣営を謀って)交渉ができる。今回はそういうゲームが1回あった。わかっててそういう展開にすればいいのか。
これすごく好きだけど持ってなかったのでこないだ買った。
値づけを変更できないオークション、すごい拡大率の拡大再生産、後半に集中して起こる災害。あと得点の上限が人口で決まるルールがとてもいい。なんかすべての要素がすごくいい。
コンポーネントは安っぽいし、タイルのデザインとかも、機能性はともかくきれいさはなくて。日本風にいえば同人っぽい。というかこのパブリッシャー、同人と大差ないのだけど。やっぱりゲームは見た目より内容なのかなあとも思う。
プレイは5回目くらいだと思うけど、改めておもしろいなあと思った。勝てなかったけど(笑)。
1ラウンド目に人口が減る兵舎を建ててしまって、終始人口不足に悩まされた。でもこの建物、土地は増やせるので資源はすごい出る。あとはペスト避けの建物を建てられればよかったんだろうなあ。そのためにコイン残しておくべきだった気がする。
袋からタイルを手探りで捜すアクションゲーム。そこに特化している作りで、これがすごくよくできてる。
タイルの裏の素材がいろいろ違っていて、手触りが違う。紙やすりとかフェルトとか、エンボスとか。
その手触りとかたちで、あるていど自分が欲しいものを捜してこれる。これすごい。楽しい。袋からサーチする系ゲームはいろいろあって楽しいのも多いのだけど、その中でもこれは完成度高い。
ゲームの性質上、コンポーネントの耐久性は気になりそう。