11月分のデータが消えるという事故があってorzページがないんですが、ドミニオンで検索してくる人はいるのでドミニオンの記事も置いておかなければ。
という意味もあってのページ。
まあわたしの記事が消えても、このゲームについてはいろんなブログの人が語ってくれているので、別にいいんですが。
→蓋開けたところ。でかい箱にカードだけが入っていて感じ悪い(笑)。でもすごくおもしろそう。そういうゲーム。
これがずいぶん話題のようなのです。
でこのゲームで、ボドゲのブログ界隈にまあちょっとした議論があった。このサイトの立場的にはぜひ紹介したかった。それがこれ。
これについていろんな人がいろいろいっていたようで、最終的にゆきやんさんがたどりついたのが↓
大変きれいにまとまっているので読んでください。
このゲームには初見の直感から外れた強い戦略がある。それを知ったとたんに、ゲーム自体が変わってしまう。
ゲームにはよくあることなんだが、そのことをダメだと思う人ももちろんいるだろうし、それはしかたない。でも上のブログのようにちゃんと考えて、新たなおもしろさを発見した人もいると。
わたし自身は未プレイなので、プレイ後にまたなにか書きます。
競りゲー。競りしかしない。しかし、「競り落とさないこと」に価値を持たせているところが他と違う。
競りで使うのは商品カード。で、競り落とすのも商品カードである。競り落としたカードも手札に入ってくる。
この商品カード、3枚同じ色を集めると得点にすることができる。手札の上限が7枚なので、得点にしていかないと無駄になってしまう。
手札のマネジメントに焦点をしぼった、わかりやすくてシンプルなシステムだ。
とりあえず、山から何枚かのカードがめくられる。このセットをまとめて、競りをする。
で、競り落としたら、代金として提示した商品カードを「市場」におく。あと、いま競り落としたカードの中から一枚を選んで、それも市場に置く。
一度競り落とした人は、もうそのラウンド中参加できない。また次の商品(1枚減る)がめくられて、残りの人たちで競りがはじまる。
最後の一人は、競りではなにももらえない。
全員が競りを終えたらラウンド終了。
このへんまではわりとふつうだ。だけど、この先が違うんである。
競りに使った商品カードは「市場」にいくと書いた。この市場のカードを、最後に競り落としたプレイヤーから順番に一色ずつもらえる。
一色ずつなので、まあふつうは、たくさんある色からもっていく。つまり、競りに負けてもそれはそれで利点があるんである。
競りというと重いイメージがあるが、これはそうでもない。最近の競りゲーはよく考えられているなと思う。
このゲームの場合、競りに使うのはそのまま得点にもなりうる商品カードだ。しかも手札はたったの7枚。また、一度競りに提示したカードは引っ込めることができないというルールがある。カードの追加はしてもいいが、引っ込めて別の組みあわせを出すということはできないんである。
手札の事情で、出すことのできるカードは限られてくる。得点にする予定のカードばかりというラウンドでは、ほとんど参加できなくなったりもする。
そして、競りに負けたほうがいいかもしれないこのルールだ。必然的に、競りの金額はそれほど高くならない。
すごいなと思ったのは、競り落とすときの額がすぐにだいたい決まったところに落ちついたところだ。初プレイでも、数ラウンドやればだいたい同じところに収束すると思う。
いつも適正金額が変動してわからないのが競りゲーなんだが。
なにしろ、手札には得点のもとがあるのだ。いきたくてもいけないし、「これ以上いったら損」というラインも明確にわかる。。あとたぶん、競りに降りたときになにが得られるかというのが「市場」に明示されているから、直感的に計算できるんだと思う。
競りゲーではよくあることだけど、熱くなっちゃってひどい高額の値をつけるプレイヤーが出てくると、ゲームが壊れる。競りにはなんだかそういう力があって、意地でも競り落としてやる、みたいな気になりがちなようだ。
だが、このゲームはそうならないのだ。だって、あまりにも明確に損だとわかるから。しかも、競りに参加しなくたって利益はあるわけだし。
ただし、まったく競らなくていいかというとそうでもない。よく調整されていて、競りで勝ったほうが若干得をするくらいのバランスになっている。
わりと短いし、シンプルだし、プレイ可能な人数の幅が広いしで、重宝しそうな気がしているゲーム。
だって、8000字じゃあなあ。すごくよさげなコンセプトなのに惜しすぎる。ので、思わずメーカーにメールしてしまったわけです。そうしたら、期待してなかったけど返答が返ってきたんです。
要約すると、
とのことで、はい、まあそうだとは思います。
いちおうこの意見は担当に伝えたといっていただいたし、もちろんこんな要望、それで充分な成果です。売れるといいなと思います。これはほんとに。
で、それはともかくわたしが買うかどうかだが(笑)
2008.10.24 22:56 T-ruth :
とりあえず買っていただいて。
後悔するのはその後で良いかと思います。
2008.10.25 00:55 てらしま :
いやちゃんと本気でほしいんですよ。買ったら買ったで、16kにあわせて使うようになることはできると思うし、あまり買ったものに後悔することはないほうだし。
ただ、これがもしたくさん売れれば、あとでメモリ拡張版が出ないとも限らないじゃないかー(笑)
2008.10.25 06:09 さかい :
後悔ってのは、そういうのも込みでは(笑)
2008.10.26 22:47 つつい :
16kBのテキストの処理で不安が出る程度のハード/ソフトで、現代的なFEPやエディタが動くのだろうか。むしろ、それが不安だ。オフィシャルサイトにはその辺のことが書いてないし。
2008.10.26 23:31 てらしま :
最初から16k固定でメモリ確保することでパフォーマンスを稼いでると思えば、むしろ安定した動作を期待できそうな気もしないでもないです。
2008.10.26 23:57 てらしま :
というか、本体メモリ128kのうちファイルが16k×6 = 96kで、編集中文書が16kで、のこり16kが登録単語+アプリ使用って話か? なんかわかりやすい(w
2008.10.28 01:35 つつい :
だいたい自己解決。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1024/nishikawa.htm
によるとFEPはATOKらしいですね。この点、とてもよい。
#つーか、ジャストシステムはWM5/6用のATOKリリースしてくれ。
エディタはまあ普通っぽい。
辞書は100件までというのが本当なら、私にはかなりのネックかも。
突撃したら、感想よろしく >てらしま氏
2008.10.28 19:21 てらしま :
先に突撃していただいてもかまいませんよ(笑)