ロストシティ……ではあるんだが、やはり2人と4人とでは印象がだいぶ違う気はする。
とりあえずやって思うのは、すごく最近っぽいゲームだなということだ。
30分で終わるし、運ゲーだし。
(内容に対して不必要に大きいボードとかも)
このゲームだけの話ではないけど。
どうせ30分で終わるのだから、逆転できなくなってしまってもかまわないんである。差が開きはじめたら開く一方というゲームでも,、すぐ終わるなら「もう一回」といえる。
そういうゲームは飽きも早いのではないかと思うけど、そうしたら、次のゲームを買えばいいのだ。ゲームは毎月たくさん出るし、どうせゲーム会では、ひとつのゲームを何度もやりこんだりしない……。
という作りのゲームが、増えている。
必要なのはとにかく「早く終わること」。考えこんでしまうと時間がかかるから、「考えてもしかたのない作りにすること」も必要だ。つまり、30分で終わる運ゲーである。
三国志より三国無双という話だ。
こういう流れは別に日本だけの話じゃないし、ましてゆとり教育のせいでもない。
ボードゲームの世界はけっこう公正で、『大聖堂』や『ストーンエイジ』もちゃんと評価されている。そうして棲みわけるならそれでいいとも思うわけだが。
こんな書きかたをしているけど、こうした30分の運ゲーは、たしかに新しいゲームだとは思う。「これでいいんだ」としてみることでしか生まれてこない種類のゲームも多いと思うのだ。
個人的な好みは別の問題だが。
これもそっち系のゲームかなあと思う。
手札の引きが悪いと本当になにもできないし、逆転を狙おうと思ったころにはもう終盤だし。