人の集まりが悪いので(笑)、暇つぶしに2人戦。
2人戦なのでホードの枚数差がそのまま点差になった感じ。あとブラインド楽しい。
久しぶりにやったけど、セットアップと片付けのめんどくささ。拡張でさらにめんどくさくなったしなあ。やれば楽しいんだけど、最近そんなにやらないのはそのへんがあるかなあ。
何人かに薦められたやつ。
サイコロを振って、出た目のカードを獲得できる。ただし、カードは得点かもしれないし、外れかもしれない。裏を見ないとわからない。で、サイコロが外れて獲得できるカードがない場合は、場のカード1枚を選んで裏面を確認できる。
サイコロ運がよければカードを獲得できて強いんだけど、獲得したカードは外れかもしれない。サイコロ運が悪くても、情報を得ることができるから悪くない。というかたちでバランスをとってる。すごい軽いゲームとして、悪くない感じ。
なんか惜しいのは、得た情報がまったく漏れないところ。ふつうにポーカーフェイスで裏面を見てれば、ゲームシステム上、情報が漏れる場面がない。それでもいいといえばいいんだけど。情報のゲームが盛り上がる機会って情報が漏れたときなので、せっかくなのにもったいないという気はする。
なんと70年前の戦中にポーランドで作られたというゲーム。それがどういうわけか最近日本語化されたらしい。
農場に家畜を飼う。サイコロを振って、自分の農場とサイコロの目合わせて2匹ずつのペアを作る。できたペアの数だけ、その動物が増える。たとえば農場に5匹のウサギがいるときにウサギの目を1個出したら、サイコロと農場合わせて6匹なので3ペア。だから3匹増える。
サイコロは12面2個で、いろいろな動物が描かれている。ウサギはたくさんいるけど、牛などの高級な動物はほとんど出ない。最初はウサギしかいないから、まずはウサギを増やすことになる。
動物が増えてきたら、それを別の動物と交換することができる。ウサギ6匹で羊、羊3匹で豚、というふうに、レートが決まってい る。
5種類の動物をすべて揃えたプレイヤー の勝利。
あと、サイコロの中にキツネととオオカミなんてのがいて。キツネが出たら、ウサギが1匹を残して全部食べられてしまう。オオカミは、ウサギ以外全部食べる。ひどい。この被害から農場を守る手段もあって、それが犬。小さい犬はキツネを無効化、大きい犬はオオカミを無効化だ。小さい犬はヒツジ1匹、大きい犬は牛1匹 で手に入る。ちなみに、使い捨て。
そういう感じ。 動物は増えれば増えるほどさらに増える拡大 再生産的な感じなのだけど、キツネとオオカミがあまりにひどいので、防衛も考えないといけない。でも犬が高い(笑)。
ルールがあってたのかどうかすごく気になる。いちおうルールどおりやってると思うんだ けど、ほんとにこれでいいのかと思ってしま う。なんていうか、さすがに70年も経ってると感覚が違うというか。「こんなことはありえな い」と思ってマニュアルを調べちゃうんだけど、文化が違えばありえるのかもなあみたいな。70年前のポーランドなんて想像もつかない んだし。
ルールブックの書き方が曖昧なのもよくなくて、不安を煽られる。
具体的には。ウサギ18匹を抱えてるとヒツジに変換しても減らない態勢になるのだけど、これを3人がやると一人はウサギを持てなくな る。ストックのタイルが枯渇するから。ほんとにこれでいいのか……。
もうひとつ。動物の交換はストックからだけでなく他のプレイヤーともやっていいのだけ ど、その場合でもレートは固定。えそれじゃやる意味ないじゃんって話になるのだけど、 いちおう、使うケースはなくもない。今回この 交換をするから次回この交換をしてくれってい う約束を前提にすれば、他のプレイヤーの手番中に動ける分有利になれる。でも、なかなかやらないよね(笑)。今回はやっぱりそういう交渉なかったんだけど、でもそれをやってこそだったりするのかなあ。
そういう、不安になっちゃうところがあるんだけど。でも、意外と思ってたより古びた感じはしなかった。けっこう嫌いじゃない。
久しぶりだったけど、やってる途中で晩飯のピザがきたので中断。
トリックテイキング作りたいよね、でも考えてるうちにわからなくなって頓挫するんだよねっていう話などをした。
プレミアムバンダイの受注生産ゲーム。小説(アニメ)『ソードアート・オンライン』の話を再現した系のデッキゲー。
いろいろとクソゲー感高い部分は多いんだけど、やれば楽しめる。
内容はおおむねサンダーストーン。村で英雄を雇い、ダンジョンを攻略する。カードは村で使うコインとダンジョンで使う戦闘力の2つのパラメータを持っていて。で、協力ゲームだ。
一人が攻撃した後、次のプレイヤーが「スイッチ」能力を使うとコンボ、という、協力ゲームらしい要素があって。デッキゲーなのでスイッチがつながるかどうかは運で、そのあたりなども見て攻撃の機会をうかがいながら街で戦力を整える。そのへんのプレイ感もだいぶサンダーストーン的。
よくない点は、とにかく処理がめんどくさい。サンダーストーンよりさらにずっとめんどくさい。たぶんコンピュータゲームのつもりで作ってると思う。アナログゲームとして要素を整理しようとか、そういう意識はゼロ。
階層カードをめくったら「ボス山札から○○を出す」とか……。えっ、その山札セットアップでシャッフルしたよね!? みたいな整合性のなさがいたるところにある。あとデッキゲーなのでプレイヤーごとの山札があるのだけど、それ以外に場に裏向きの山札が8個あって、うち半分は裏面同じでどれがどれだかわからないとか。あとルールブックの記述がだいぶ足りなくて、曖昧なところがたくさんあったりとか。
もうとにかく、ツッコミどころがすごく多い。
でもまあ、擁護したい面もあって。協力ゲーはシステムが複雑になるんだよなとか、物語を重視するとこれまた煩雑になるんだよとか。
原作の物語を表現するためにいろいろやってるんだし実際表現できてるから、コンセプトから見ればこれでいいという気にもなる。物語というのは、キリトとアスナでいちゃいちゃスイッチ連携してると強いとかそういうのなんだけど。
めんどくさいのはサンダーストーンも同じだったし。それでおもしろくなる面も実際ある。どこまでが許されるのかというのはけっこう難しい問題。でもやっぱり、そういうのはわかってなきゃいけないことなんだし、もう少しなんとかしようぜ。
ゲームはちゃんと楽しかったけど。けっきょくサンダーストーン好きだし。
こないだTBSでやってたジンロリアンというテレビ番組があって。人狼なのに吊り投票は視聴者がやるっていう奴。あれで思い出したといったら、持ってきてくれた人がいた。
ちなみに、うちで人狼が立つとかとても珍しい。「ゲームじゃない」とか「いじめられっこを決めるための遊びでしょ?」とか、そういう発言が飛び交うような環境(笑)。といっても、そんな環境じゃ楽しめないかといえばそうでもない。やれば楽しめるんですよ。
さてこのゲーム、人狼をやってる13人のNPCを神視点で俯瞰してるというメタな設定が売り。そうすることで、少な目の人数でも人狼を遊べるらしい。
なにをするかというと。NPCの中に人狼やら占い師やらがいて、誰が誰を占ったとか、カミングアウトしたとかをチットを置いて表現する。騙りとかカミングアウトとか、人狼界隈の文化を知ってないとほとんどの要素が意味をなさない、ものすごくハイコンテクストなゲーム。
ただ個人的には、このへん評価してるところもある。オリジナルの人狼って、セオリーとか人読みとかを前提にしないと議論の材料がないじゃん。でもこのゲームは、その材料をシステムが与えてくれているわけで。おかげで、人狼文化に染まってない自分みたいな奴でも議論に参加できる。
そんな奴がここまでハイコンテクストな遊びをやるのかという矛盾はあるんだけど。
でやってみると、議論が収束しない。誰が誰に投票したっていう情報がないから、オリジナルの人狼よりもさらに議論の材料が減ってる。占いの結果が白だったといっても、占い師が人狼かもしれないとなるとけっきょくなにもわからない。なにが出てきても情報量がゼロなのだ。
これ、他のいくつかの人狼クローンでも感じたことなんだけど。人狼ってけっきょく、議論してもなにも決まらないんじゃないのか? っていう、どうにもならない部分が浮き彫りになっちゃってるような。いろんな人狼クローンをやればやるほど、その想いが強くなる。プレイヤーたちの幻想で成立してた人狼というゲームが、クローンの乱立で破壊されてる。そういう気がするんだけどどうなんだろうな。
まあそれはそれで、じゃあ人狼プレイヤーが感じてる幻想はどこからきてるんだろうっていう興味はないでもない。
メビウス便。ツォッホ。この日一番盛り上がったゲーム。おもしろかった。
地獄の釜の中から石炭を拾うんだけど、石炭は熱いからやけどする。やけどする前にどれだけの石炭を拾えるかっていうのを、ビッドする。基本は、やけどするまでにどれだけの石炭を引けるかというバーストゲーム。
ビッドは誰が達成してもいい、っていうのがポイント。ビッドに成功すれば、掛け金が倍になる。さらに、一番高いビッドで成功すれば、倍でなく3倍になる。
あと単独最下位のプレイヤーは、誰かがやけどする度にそのプレイヤーから50円もらえる、という救済がある。
すごくいいかげんな見た目と比べると、思った以上に細かいルールが多かったりする。でも細かいルールの一つ一つがおもしろさに貢献してる。作り込まれてる感じする。
バーストゲームの盛り上がりビリティがちゃんとあって、そこにいろいろと細かいルールをつけて、一方的な展開を防止してる感じか。ツォッホっぽいコンポーネントの豪華さもあいまって、かなりいい完成度のゲームになってる。
てきとうに。軽いしけっこう悪くない。
いろいろな職人が出てきて。職人カードをプレイするとなんか起こる。職人は6種類、各種5色ある。プレイした職人カードは自分の前に並べるんだけど、種類と色が同じカードは並べることができない。
で、1種類の職人が5色揃ったら、ギルドを設立する。設立したギルドの数だけ、あとで勝利点カードを買うことができる。
手番にやれることは2アクション。カードのプレイか、手札を好きなだけ捨てて6枚になるまで引くか、設立済みのギルドを使って勝利点カードを買うか。
わりとそれだけ。職人カードにいろいろな能力があるのだけど、6種類しかないし難しくはない。思ったよりコンボゲーって感じじゃなかった。
直接攻撃があるので、終盤はひどい足のひっぱりあいになる。そこでトップを叩いたりおなじみキングメイカーが出てきたりいろいろあって収束する感じのゲーム。といっても点が減るわけじゃないし、収束する仕組みもちゃんとある。
直接インタラクションてきとうだなーという印象はあるけど、このゲームはそれも織り込んでちゃんと成立してる。ちゃんとおもしろいし完成してる感じする。でもなんか地味っていうか、ふつうだなっていう感じもしてしまう。こういうカードゲームってそういう難しさがある。