遊星ゲームズ
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マヤ
 ボードゲーム

2009/05/21 22:18 てらしま
マヤ
Maya
2003年
Abacus
Bernard Eisenstein
2~5人(4~5人)
90分
thx to play:game
amazon

 意外と傑作。「知られざる」ってやつ? もっとも、こんな狭い世界で知られざるもなにもないような気も。

 まず、石切り場でピラミッドの材料を手に入れる。6箇所の石切り場に、自分の色のカードを配置していく。
 ちなみに、裏向きに配置である。配置が終わったら表にして、配置したカードの数字の合計を比べる。上位の人は石をもらえる。
 それぞれの石切り場には、おけるカードの上限枚数とか、1位になったら何個の石を切り出せるかとか描かれている。「その場所で1位になったらもらえる特殊効果」なんてものが書かれていたりもする。
 ただし、カードを全部置いていいわけでもない。
 あまったカードは石を運ぶ人になる。石をたくさん切り出しても、ピラミッドまで運べなければ意味がない。使うことができる石は、余ったカードの数字の合計分までなのである。
 このルールがまたおもしろい。

 まあようするに、カードを伏せたオークションだ。
 カード枚数で敵のやる気度はわかるが、じっさいのところは開けてみなければわからない。3枚も置いてるけどブラフだったり、するかもしれない。
 この形式のオークションで思い出すのはやっぱり、モルゲンランドだ。
(他にもあったと思うけど、所有していて好きなゲームだと思い出しやすい)
 ブラフだったり本気だったり、一箇所に本気出しすぎてダメだったり、欲をかいて全部失敗したりする。
 こういうのけっこう好きなんだけど、悩んじゃって時間かかるから近ごろは流行らないかもなあ。

 さて、石を手に入れたら、今度はピラミッドを作る。
 ピラミッドは4個あるけど、みんなでいっしょに作る。今度は「どのピラミッドに石を置くか」を選ぶことになる。
 各ピラミッドで、各段で何個石を置いているかによって得点が入る。1位に何点、2位に何点というのが、各段に書いてある。
 もちろん、だいたいは上の段ほど得点が高いし、下の段が埋まってからでないと上の段に積めない。
 石は置けるんだけど、置いちゃうと踏み台にされる……というおなじみのジレンマがある。
 特殊効果の中に「一度に2個置く」なんてのがあったりもする。

 これ、資材獲得とピラミッド建設は別のゲームといってもいいと思う。
 もちろん関係ないわけでもないが、やってることはぜんぜん違う。「一粒で二度おいしい」みたいな?
 もっとも、リソース獲得にオークションを使う建築ゲームなどはけっこうあるわけだが。そこを、独立したゲームといいたくなるところまで膨れ上がらせてしまったのが、このゲームだ。
 そしてそれがおもしろい。
 それほど有名なゲームではないようだが、やった人の評価は高い。

 まあ、そういうものに対する評価は話半分に聞いたほうがいいけど。「知られざる○○!」という評価では、点数高くなるに決まってるから。
 もちろんこの記事だってそう(笑)。
 たとえばの話。
 同年のアッティカ、アメンラー、コロレットなどと比べて、このゲームが特に優れているかといえば、そんなことはない。やっぱり有名ゲームはすごい。
 冷静な見方でいえば、そういうものだろう。
 特殊能力のルールはもう少し整理できた可能性があるとか。まったく違う2フェイズがあるというのは、やはりゲームとしてまとまっていないといういいかたもできる。
 でも、じゃあおもしろくないかといえば、決してそうではない。おもしろい。
 個人的な好み度でいえばけっこう上位である。

 ……それにしても、こんなタイトルぐぐれないよ。いまどきカタカナ2文字ではさすがに厳しい。北島マヤとか出てくるに決まってるじゃないか。

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