どうやってよいゲームを作るか?,http://d.hatena.ne.jp/hourei/20060908
Table Games in the Worldのおのさんが訳してくれたもの。予想以上に具体的な内容で、非常に興味深い。
「スポーツものと宇宙ものとアブストラクトゲームは、これまで試されて失敗したものだから作らないほうがいい」みたいなあたりとか。この人が名人だということは誰でも知っているが、いうことも超プロフェッショナルだなあ。
おもちゃなら黒いとダメとか、小説ならSFは売れないとか(泣)、それぞれの分野には長い経験から確立されてきたセオリーがある。
むろん反感を感じてしまうようなものもある。芸術として考えるなら、あるゲームシステムにふさわしい舞台設定はひとつしかない、という意見はもっともだろう。もしもそれが宇宙船の中だったら、デザイナーは自分の芸術を曲げなければならないことになる。
だけど、こういう法則ははっきりいってかなり正しい。少なくとも現在ある市場の中では、プロのいうことは真実だ。それもクラマーがいうんだからそうなんだろう。
だからドイツゲームは、どんなゲームでも歴史ものになってしまうのである。現実に成功例が多く、優れたシステムが正当に評価されるフィールドだから。ふりかえってみれば、現にわたしも客として、宇宙ものよりは歴史もののほうを信じていると思うんである。
しばらく使っていた Vertical Editor は印刷の品質とメモリ管理(たぶん)に多少不満があったので、お金を払って O's Editor2 に舞い戻ってみる。
WZエディタ+青空文庫プラグインもよさげだけど、ちと高かった。
O's Editor2 は、けっこうわかりにくい設定に慣れてしまえば、縦書き文書用として満足できるエディタだ。前に使ったときよりも完成度が上がっていて、当面はこれでいいかなという感じ。
何気に簡易アウトライン機能もあるし。高機能なアウトラインプロセッサってどうも無意味な気がしてしまう。わたしにはこれくらいで充分。
たぶん、青空文庫形式を読むときももうこれでいいなと思った。
あとほしいのは、W-ZERO3用の縦書きエディタですなー。
……ないなー(笑)。
2006.09.09 12:41 てらしま
これはっきりいってオススメ。めちゃめちゃおもしろい。
「ヤングガン」と呼ばれる高校生の殺し屋二人が主人公の、まあとにかくアクションである。
男のほうの主人公は、漫画研究会に所属している、映画好きで女の子が苦手な高校生。女の方は、自分のことを「オレ」と呼びいつも授業をサボっているレズビアンの高校生。
二人とも凄腕で、相手が何人いようと完璧に殺す。銃の腕も格闘も強い。しかし殺し屋なのに正義感が強く、また二人を雇っている犯罪組織「ハイブリッド」というのもわりと正義の味方的な組織で、巨大な悪に立ち向かっていたりする。
とにかくいろんな欲望が詰めこまれた話だ。
よくあるトカレフだけではなく、さまざまな銃が登場する。ヤングガンは殺し屋というより特殊部隊のような戦いかたをするので(よく知らないけどそういう作品のイメージ的に)、最新のアサルトライフルやら手榴弾やら、やりたい放題の武器で武装している。いちおう登場するたびにウンチクがつけられるが、アクションなので、わりと細かいことはおいておいてとにかく撃つ。
一巻のオビに「押井守監督推薦!」と書かれているから、たぶん銃に関する知識は正確なのだろう。チェチェンやイラクや、世界中の紛争地域にからんだ登場人物が出てきたりもして、そういう部分のリアリティもあるようだ。
登場人物はなぜか、ほぼ全員が映画好き。映画好きでない人間はこの世にいないと思えてくる。特にアクション映画のタイトルはよく出てくる。女主人公は、恋人と『リベリオン』について語りあったりする。
女子高校生二人の会話で「ガン=カタ最高!」って……これはもう完全に夢の世界なのである。
一方、男主人公は漫研で、憧れの女性と一緒に会誌を作っている。漫画を描くのは殺しより難しいらしい。
まったくそのあたりは、マンガやライトノベルの世界にしかありえない設定だが、そこがいい。
……ようするに、特にオタクの欲望がこれでもかと詰めこまれている。
漫研にシンパシーを抱ける程度以上のオタクにとっては、こんな世界のほうがより共感しやすい。すんなりと入っていけるので、アクションをやるには好都合だ。
過激なバイオレンスや残酷シーンや、そういうものも平気で出てくる。悪はとにかく悪なので、人を拷問して楽しんだりする奴ら。それを、主人公たちは殺す。
まあとにかく、アクションものだ。人間の欲望に忠実な、ハリウッドのB級アクションの世界である。
小説だから、登場人物の過去やらなにやらが語られたりもするが、そういうのは簡潔に流して、あとは撃ちあう。
アクションはやっぱりおもしろい。オススメ。
キーボードは折りたたみじゃなくてもいいかなと思ったのでこんな環境を作ってみた。なんて幸せな光景でしょう。
デジカメらしきものがW-ZERO3本体と先代京ぽんしかなく、京ぽんのカメラはあんまりなので本体は映ってません。まん中の空間に置かれる予定。
つまり、これでもうノートパソコンは必要ない(ぉ
ていうかブルートゥースいらないからもっと手ごろな携帯キーボードがあればいいのにと思った。折りたためなくても、小さくてカバーついてればそれでいいんだが。
でもまあ、いずれ折りたたみも検討するとして、いまはなんかこれで満足したなー。予定より安くすんだかも。
うはは。ついにW-ZERO3$_lbes$_rbを買ってしまったのです。
期待している性能は、わたしがこれまででもっとも愛したマシンである「Mobile Gear R330」(のべ3台買った)。
ってジャンルがだいぶ違う気もするが。そういえばW-ZERO3って電話だし。しかし、まだわたしの求める用途には届かないものの、しばらく遊んでみて、すごい機械だなということは充分にわかった。
というわけでモバギと同様に使えるようにするためにこれから買い足すべきものをメモっておいたり。
目標は「喫茶店に入ってコーヒーを頼んで、W-ZERO3とキーボードをとりだし、ストレスなく4時間いすわる」こと。
うはは。金かかるな。電子レンジはもう買わないと決意しよう。