先週ですが、ゲームマーケットでした。おつかれさまでした!
ゴールデンウィークは3日のバトルシップ地上波初放送にはじまり、大変充実していました。バトルシップ楽しかったですね! もちろんブリトーとビールを用意して見てたんですが、この映画やっぱり最高です。もう何度もブルーレイで見ていて、先の展開なんて全部憶えてるようなバトルシッパーの方々が、それこそカットされたセリフまでtwitterで実況してるわけです。こんなに愛されてる映画はなかなかありません。もちろんトレンド入りしていたし、まさにお祭りでした。楽しかった。
そのバトルシップに始まり、GW後半に待っていたのがゲームマーケットです。今回うちはほぼ『仮面の王』完成版のみの出展でしたが、たくさんの方にきていただきました。ありがとうございました。
試遊卓もずっと回っていました。楽しんでいただけていればいいなと思います。
『仮面の王』は今後ショップ委託など考えますので、少しお待ちください。
今回は会場が広かった。びっくりしました。歩きまわりやすくとてもいいです。
それ以上によかったのは、ブース配置。いままでとはけっこう変わっていました。うちがいたあたりの島に重めのゲームが固まっていて、近くを見ると欲しいゲームがたくさんあった。これが非常によかったです。
相変わらず来場者も増えているし(8500人という発表があったとか)、以前のように全部回るのはもう無理なわけです。興味あるジャンルをすぐ探せるようにならないと、あのイベントはもう成立しない。以前よくあったんですが、隣がTRPGとか意味わからないからね。あれはあれでおもしろいところもあるっちゃあるけど、もう無理ですわこれだけ広くなっちゃうと。
今回、こんなに歩きやすいゲームマーケットは初めてでした。この調子で、さらに積極的にジャンル分けしていってほしいと思ってます。
不満もいくらか残ってて。ブース(テーブル)が狭いとか、試遊卓のテーブルが細すぎとか、いくつかあります。いろいろどんどんよくなってるし、そのへんもそのうち改善されると嬉しい。
売られてるゲームに関しては、重そうなやつ多くなったなーという印象。全部見たわけではないですが。箱が大きいやつとか、60分くらいかかりそうなやつとか増えた。自分はどちらかというとそういうのが欲しくなるほうです。ジャンル分けされて見やすくなったことも手伝って、今回けっこう買った気がします。
他だと、人狼はまだあるけど減ったか。やっぱりものすごいブームだったわけで、ゲームマーケットは人狼とともに拡大してきたというところがあります。人狼バブルなんていわれることもあったわけですが、今回のこの感じを見ると、人狼が減っても拡大してるわけです。やっぱりバブルじゃなかったのかもしれない。いやどうなんだろう。
あと、2人用多い。自分の感覚ではすごく多い。もし人数が書いてなかったら4人用だろ、というのがボードゲーマーの感覚なんだけど、ゲムマでは2人用と思ったほうがいいかもしれない。これはもう完全に勝手な自分内ルールなんですが、2人用はスルーすることにしてます。全部見てるときりがないから。いつもいってるけど、3人以上用と2人用はまったく根本的に違うゲームです。だから、そこに線を引いておくと収まりがいい。ってその程度の理由なんだけど、面白そうな2人用もあって揺らいだり。
そんなわけで、きていただいた方ありがとうございました! 次回もなんか新しいゲーム作るので、気が向いたらまた見てやってください!
ゲームマーケット2015春は今日です!
今回はほぼ新作の『仮面の王』のみです。
そういえば、日をまたいだので予約〆切ました。
前回の『ワールドモンガー』も家に少しだけあったので持っていきます(少ししかないです)。
でお待ちしております!
ゲームマーケット2015春で販売する正体隠匿戦争ゲーム『仮面の王』のお取り置き予約をやろうと思います。
あんまり日がないですが(笑)。
↓のフォームからサインアップして個数を登録してください。お受け取りの際、サインアップ時に入力したお名前が必要になるので、忘れずに憶えておいてください。
あまり個人情報とか持ちたくないし、メールアドレス入力などはありません。くりかえしますが、サインアップ時に入力したお名前を憶えておいてください。それしか確認するものがありません。
ちなみに、予約しなくてもたぶん買えます(あくまでたぶんです)。まあせっかくフォーム作ったので。
ゲームマーケット2015春には今回も出展します。
そういえばゲームマーケットのサイトが新しくなってますね。あちらにもなんか書かないとですが。
今回出すゲームは、以前ベータ版で出展した正体隠匿戦争ゲーム『仮面の王』の完成版です。
いわゆるファンタジー的な世界。プレイヤーは英雄の一人となり、正体を隠しながら戦います。
光、闇、炎の3つの陣営があり、光陣営と闇陣営は互いに争っています。味方とは協力し、敵は倒さなければなりません。
誰が誰なのか、最初はわかりません。もちろん、ゲームが進むと情報が増え次第に正体が明らかになっていきます。
このゲームの一番の特徴は、この正体の判明のしかたです。
各プレイヤーは6枚のカードを裏向きに持ってゲームを始めます。この6枚の構成はキャラクターにより固定で、一覧表がプレイヤー人数分入っています。
一覧表を見ると、例えば「光の王」は次の6枚を持っています。
つまりもし、城、船、商人の3枚をオープンしたプレイヤーがいたら、それは「光の王」かもしれません。でも、一覧表をもう一度よく見てみましょう。あろうことか「闇の王」も同じカードを持っていることに気づきます。このプレイヤーの正体はまだはっきりとはわからないのです。
推理の材料はこれだけではないはずです。誰が誰を攻撃したかなど、これまでの行動からわかることもあるでしょう。
多くの正体隠匿ゲームと同様に、推理と駆け引きがあります。よく見極めましょう。各プレイヤーのすべての行動に手がかりがあるはずです。
ゲームシステム面の話。
6枚のカードを使うと上に書きました。これはただの手札ではなく、ちょっとしたルールにしたがってプレイします。
まず、6枚のカードはすべて裏向きにして、1列に並べます。
手番がきたら、ここから1枚を選びそのカードに行動させます。このとき「行動コスト」を支払う必要があります。行動コストは、左端のカードは無料、2枚めは1コイン、3枚めは3コイン、……と、右にいくほど高くなります。
カードを行動させたら、そのカードを右端に移動します。つまり、一度使ったカードはしばらく使えませんが、無理をすれば使えるのです。
コインは、裏向きのカードを表向きにするためにも使います。
裏面には「?」と書かれています。このカードがなんなのか、他のプレイヤーにはまだわかりません(自分は見ていいです)。
裏向きのカードは2つの能力を持っており、どちらかを使うことができます。ひとつは、単純に2コインを獲得することです。これは序盤の主な収入源になります。
もうひとつが、カードを表向きにすることです。このためにコインを支払わなければなりません。必要なコインは、1枚めは1コイン、2枚めは2コイン、……とだんだん高くなっていきます。
表向きにしたら、表面の効果をすぐに使うことができます。「兵士」なら他のプレイヤーを攻撃、「商人」なら3コインを獲得、など、カードは多彩な能力を持っています。
ここでも計画性が必要です。コインを多く獲得できる「商人」は序盤にほしいかもしれません。あるいは、他のプレイヤーのカードを見ることができる「占い師」はゲームを一気に有利にしてくれるかもしれません。
もちろん、正体がすぐにバレてしまうような使い方は得策ではないかもしれません。
新機軸!かどうかは知りませんが、日本製同人ボードゲームの世界で大流行の正体隠匿ゲームたちとは少し違う、より戦略的なゲームです。
少しだけ、このゲームに込めた思いを語らせてもらうと。
ゲームマーケットで正体隠匿とかブラフとかいうと、とっくに辟易している人も多いと思います。正直な話。コアゲーマーがゲームマーケットから離れていっている状況もあるような気がしてて。
でもこの状況は変わらないわけです。今後も、ブラフとか人狼とかが最大勢力であり続けるでしょう。
それならもう、自分が作ればいいだろうと。コアゲーマーにも遊んでもらえるかもしれない、戦略性がある、人狼ではない正体隠匿ゲームを。ゲームマーケット会場にくるライトユーザとコアゲーマーを繋ぐようなやつ……ってまあ、なかなかそうはいかないけど、少なくとも作りはじめた時のモチベーションはそんなところでした。
なにがいいたいかというと、出自が人狼ではない正体隠匿ゲームだということです。たぶん、いま正体隠匿といわれて想像するゲームとはけっこう違うやつです。この言葉を使うべきでないのではと考えるくらい。人狼が苦手な方、いるでしょ。わたしもそうです。心配する必要はありません。いろんな方に遊んでいただきたいと思っています。
ベータ版を遊んでいただいた方々、ありがとうございました。おかげさまで完成版を作ることができました。
ゲームマーケット会場で『仮面の王』完成版をお買い上げの際「ベータ版持ってるよ」と一言いってください。割引価格でお売りします。
マニュアルとリファレンスシートは↓からダウンロードできます。
ルールブックに紛らわしい箇所がありましたので訂正します。
■カード裏面「?」のアクション
下記の記述を削除。
さらに、自分の領地のカード1枚を選び右端に移動します。空いた場所は左に詰めます。 |
うちで忘年会的なやつ。雑な焼き肉をやったり『楽園追放』を流したりしつつボドゲもやってた。
最近お気に入りのゲーム。初めてやったとき、久しぶりの「これいいぞ」感があった。ローゼンベルクは『祈り、働け』くらいからあんまり興味なくなってたんだけど、こういうのも出てくるから油断できない。
この日は人が集まるまでの時間つぶしに2人で。2人は少しだけルールが違うんだけど、ちゃんと遊べた。
それにしてもこのゲーム、勝てない(笑)。
各ラウンド1枚の場札が出てくる。各プレイヤーは手札から1枚を伏せた後、公開する。3色のうち合計の数字が大きい色が勝利で、その色を出したプレイヤーは出したカードを得点にできる。さらに、その中で一番大きい数字を出したプレイヤーは場札も取れる。ただし赤いカードが出たら、場札と同じ色のカードが全部ゼロになってしまう。
そのための10枚の手札を、最初にドラフトで作る。というゲーム。
ちゃんと楽しめる。色に性格があるのもドラフトさせるためには必要なことで、なんというか、間違ってない感じ。ただやっぱり、ドラフトにはもう少しカードの多様さが必要かもなーと思う。これくらいならランダムで配っても大差ない。とはいえ、カードを把握できる利点はあるかな。
カードの数字が50まであって、カードの強さに序列を作ってるんだけど。そこはゲームシステムとまったく噛み合っていない。そういう、デザイン上怪しいところもけっこうあるんだけど。
ゲーム的に地味だけど成立はしている。絵がいいで買っても損にはならないかなーという感じ。
レジスタンス系ゲーム。箱に穴が空いていて、そこにチットを入れて投票する。投票箱を使うことでゲームマスターがいらなくなった人狼ともいえる。
小並感だけど、この箱いいなと思った。レジスタンスのカード出すあれより直感的だし。
裏切り者を炙り出すための情報源が、基本システム中に存在しないところが気になる。キャラクターの効果では情報出せるんだけど、情報がまったくないキャラクターも多い。
でもまあレジスタンスでも結局わからないし、そういうものかもしれないか……。
デッキゲーマーとしてはやっておきたかった。カードのかわりに巾着袋とコマを使うデッキゲーム。
巾着から引いたコマを使って、ボード上でアクションをやる。フィギュアの移動とか、フィギュアを増やすとか、攻撃とか。巾着から引いたコマによってできるアクションが違う。巾着にコマを投入することもできる。つまりデッキ構築。
おもしろかったしもう一度やりたいと思うんだけど、ゲームバランスは見るからにめちゃくちゃ(笑)。あとデッキ構築部分が、ほんとにこれでいいんかって感じで。これ、コマを増やしても生産力上がらないどころか逆に激しく下がっていくんだけど、大丈夫なのか……。
自分のやつ。やったことない人がいたので。
使用文明はペルシャ、ミノア、マヤ、カルタゴ。カルタゴを時間かけて育てて大人げなく勝利。途中で資金繰りのためにペルシャ買って売ったのが正着だった気がする。
まあてきとうにやるやつ。
道化師+手裏剣とか、いかにも弱そうなのとったわりにあと一歩で勝てそうだったんだけど、クソ硬くなった鎧屋にまくられた。惜しかった。