ゲーム会やった。初プレイは、黄金都市、アグリコラあたり。そう、ついにアグリコラやったですよ。
会の最後に、やりたくなったのでストーンエイジを主張。いまさらな話題ながら、↓にあった食料踏み倒しをやってみたのです。
この記事の評価方式はじっさい、かなり参考になる。
せっかくなので(ちゃんと人増やせてたし)、一度も狩りをしない方針で。たしかに、踏み倒しても充分戦えるなあと思った。まあ本当に効率的にやれてるかどうかはともかく。建物全部売り切れるまで続いたこともあり勝利。
とはいえそれほど大きな差ではなかったので、これが絶対の解答ということではなさそうかなあという印象。
1-7の建物を木材1個で建てるような速攻作戦の人がいなかった(いつもはわたしがやるw)ので、そのあたりとのバランスがどんな感じなのかやってみたいところ。
でも逆に見ると、初プレイ時にはわからない戦略があるゲームということになる。初心者と経験者の差が大きく、新規プレイヤーが増えづらいのかもしれない。
あとアグリコラ(ファミリールール。ルールはいろいろ間違ってた版w)やって思ったけど。
アグリコラは「農場を経営するゲーム」で、そのとおり農場を経営していればなんとなく得点になる。得点計算は死ぬほど複雑だけど、自動処理なのだ。
対してストーンエイジは、自動的に得点が入る場面がない。得点をとるためには、プレイヤーがそれを選択しなければならない。
そのあたりは大きく違うのかもしれないなあと思った。
アグリコラについては、もう少しちゃんとプレイしたらなんか書きます。でもプレイする機会は少ないです(笑)。
AOE3とかアグリコラとかドミニオンとか、いろんなものに手を出しても、最後に戻ってくるのはストーンエイジ。みたいに思ってたりする。少し前まではカタンだったけど、いまは個人的にはストーンエイジ。
あと黄金都市好き。
検索したら、なんかボタンが出ててびっくりした。
Googleアカウントにログインしてないと出ないけど。「順位を上げる」とか「検索結果から除外」とかできる。
といってもSEOに影響があるとかそんな話ではなく。検索結果を自分専用にカスタマイズするというだけのようで。一瞬ぞっとしたけど(笑)。
しかし、これはやらないなあ。そんな手間をかけたらGoogleの価値ないよなあ。
カエサルとなり、新たな領土を獲得する。タイトルがタイトルだけに、サイコロがたくさん入っている。
サイコロをたくさん振って、出た目をボードに配置して、領土を獲得したり貴族を獲得したりする。
ワーカープレイスメントに近いような、そうでもないような感じがあるが、配置するものがサイコロ。という感じのゲームだ。
まず、サイコロを8個振る。それを、ボードに配置していく。
ボードには、建物が5つあって、場所によって配置ルールが違う。
「砦」は領土を獲得する。ここには、ゾロ目のサイコロを置く。いっぽう「元老員」では、ゾロ目ではなく連続した目が必要だ。
「市民広場」ではできるだけ小さな目がほしい。「神殿」で祈るには大きな目のほうがいい。
また、配置できなかったり判定に負けたりしたサイコロは「公衆便所」にいく。
配置が終わったら、各建物の結果を判定する。砦ならゾロ目をたくさん振ったプレイヤーから領土を獲得できるし、元老員ならできるだけ多くの連番を作ったプレイヤーが「元老員タイル」を獲得する。
このあたりの流れはワーカープレイスメントと同じである。ただ違うのは、配置するものがサイコロだということ。
ケイラス、大聖堂、アグリコラなどは、結果判定に乱数を使わない。ワーカープレイスメントといえば乱数性の低いゲームという感じがある。
でも、サイコロを使えないわけでもない。ワーカー配置後の判定でサイコロを使う、ストーンエイジのようなゲームもある。
で、今度は、ワーカー配置前にサイコロを振るゲーム。というわけじゃなかろうかと思う。
もっとも、ワーカーを配置していない以上、ワーカープレイスメントと呼ぶわけにはいかないだろうけど。プレイしている感覚もだいぶ違うし。
なにしろタイトルがタイトルだから。ということかどうか、サイコロへの依存を高めて運を強くしようとしたデザインなのかもしれない。
配置ルールに「誰かが全部のサイコロを配置したらその周で配置終了」というルールがある。つまり、いきなりゾロ目を出されて配置終了! という可能性があるんである。とにかくつねにサイコロの出目しだいで、計画どおりにはいかない。
以前ストーンエイジをやっていて「なんでこのワーカーはサイコロじゃないんだろう?」という話が出たことがある。
あのゲームは、配置したワーカーの数だけサイコロを振る。それなら、はじめからサイコロを配置するという方法もあったんではないかと思うのだ。そうしたほうがコンポーネントの種類が減るから、より洗練された印象になっていたんじゃないかとも思う。
それをやってみた。のかどうかは知らないが。
サイコロをたくさん振る楽しさと、配置の悩ましさを両立した、良作だと思う。
この方向性で、「先にサイコロを振るワーカープレイスメント」をより推し進めたゲームの可能性はまだある。と思えた。
あとこのタイトル。ドイツでは知らないが、日本語ではちょっと使い古されすぎていて、陳腐な言葉になってしまっているなあと思う。そこは損をしてるような気もする。
とはいえ、ほかに訳しようもないし、このゲームの責任ではない。原題「alea iacta est」はラテン語だが(もちろんメーカーはドイツ)、日本人にはあまりに馴染みがないわけで。
てきとうに地名や歴史上の人名をつけたよくあるタイトルよりも『賽は投げられた』のほうが、よりよくゲームをあらわしている。カエサルのゲームだということも一発でわかる。いいタイトルだと、本当はいいたいんだけど。
きょう本屋で見かけて知った。続編が出てたらしい。
ちなみに1作目は↓。いや読んでないけど、読もうかなあ。おもしろいのかなあ。
kei -2009/05/11 21:11
持ってますけど、まあ面白かったですよ(一作目)
今度お貸ししましょうか?
てらしま -2009/05/12 02:20
おお、では今度あったときにでもお願いします。その前に買っちゃってなければ(笑)
イタリアのいろんな都市に、建物を建てる。と同時に貴族とのコネを作って権力を得ようというゲーム。
……というのは例のよくあるやつなのであまり紹介にならないわけだけど。
だが、シャハトなのだ。
王と枢機卿とか、コロレットとか。この人はちょっとすごいゲームを作る。システムを煮詰めて、余分な要素をすべて排除したデザインをする人だ。こういうデザインのゲームを簡単に分類するのは適切ではない。
手札は3枚。この少なさがシャハト。
手札からカードをプレイして、カードの色の都市の塔にコマを積む。そうすると、都市に1枚置かれている(表向き)カードをもらえる。すぐにカードは補充される。
カードには貴族の顔も描かれている。この貴族の顔を3枚集めると得点になったりもする。
塔は各都市に2本建つ。
塔には複数のプレイヤーのコマが積み重なっていくわけだが、最終的にその塔の所有者となる人は一人。その塔に一番多くコマを積んでいる人のものになるんである。
ちなみに、同点の場合は「より上にコマを積んでいる人」が有利。悪意を感じるルールだ(笑)。
山札が尽きて、すべてのカードを使いきったらゲーム終了。
各塔の得点と、貴族の顔セットの得点を合計する。
ひどくシンプルなルールだ。
それでいて、塔と貴族の顔という二筋の得点経路を用意している。
それを両方ともカードに集約してしまった。けっきょく選択肢は「どのカードをプレイするか」だけ! この人っぽい。
なにしろ、手札はたったの3枚しかない。そして、プレイヤーにできることはカードをプレイすることだけ。
与えられた選択肢は、たったの3択である。しかし、それをどの順序でプレイするかによって、展開はまったく違ってしまう。
少ない選択肢で悩ませるあたりは、王と枢機卿を思わせる。こういうデザインはすなおにすごいと思う。職人の仕事だ。
ただ、若干、スリムにしすぎた感もないではない。
山札のカードは、けっきょくすべて使う。山が尽きたら補充がなくなり、手札がなくなるまで続く。なので、もし他人がとったカードを憶えていれば、終盤は確定完全情報ゲーム(運がなく、隠した情報もないゲーム)になってしまう。
ということは、ゲームの理屈でいって、ほぼ必ず、いわゆるキングメイカーが生まれるということになる。
そしてじっさい、そういう展開も多いように思う。
あと、たぶん1番手不利だよなーとか。
若干、そういう感じも、しないでもないんである。
しかし、これは理屈の上での話。じっさいにはそこまで他人の手札を憶えないだろう。
いちおう手札は非公開なので(憶えていればほぼ全部わかるはずだけど)、運のせいにする余地を残している。
なにしろ選択肢が少ないから、すぐに習得できる。長いゲームでもない。本当に意外と気軽にプレイできるのだけれど、悩むところはしっかりある。
すなおにすごいゲームだ。